基本がわかる 分子生物学集中講義

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195928

作品紹介・あらすじ

【分子生物学の基本をしっかり学べる!】
分子生物学の根幹をなす「セントラルドグマ(遺伝子DNA⇒RNA⇒タンパク質)」を軸にして、生物に共通のしくみである複製、転写、翻訳をしっかり解説。いま注目のRNAに関する最新の話題も網羅しています。
また、豊富に挿入されたイラストや図が、学習者の理解を助けてくれます。
さらに、多数のMEMO欄で分子生物学のしくみがうまく働かないときに生じる疾患を紹介しており、分子生物学が私たちの健康を考えるうえでも重要なことを実感できます。

【本書の内容】
◆第1講 細胞と染色体
1-1 生物の基本単位としての細胞
 1-2 原核細胞から真核細胞への進化
 1-3 核と染色体
 1-4 生命のセントラルドグマ
◆第2講 DNA・遺伝子・ゲノム・タンパク質
2-1 DNAの構造と塩基の相補性
 2-2 遺伝子とは何か
 2-3 タンパク質とアミノ酸
 2-4 ゲノムとゲノムプロジェクト
◆第3講 DNA複製と細胞周期
3-1 すべての細胞は細胞から
 3-2 DNAの複製に向けて
 3-3 DNAポリメラーゼとDNA複製のしくみ
 3-4 細胞分裂
◆第4講 遺伝・減数分裂とDNA修復
4-1 遺伝と減数分裂
4-2 DNAの修復
◆第5講 遺伝子発現のしくみ~転写~
5-1 RNAとは
 5-2 RNAポリメラーゼと転写
 5-3 転写の反応過程
 5-4 転写後のmRNA
◆第6講 遺伝子発現の調節
6-1 遺伝子の発現調節領域
 6-2 エピジェネティクスとクロマチン制御
◆第7講 遺伝子発現のしくみ~翻訳~
7-1 リボソームと核小体
 7-2 翻訳の反応過程
 7-3 タンパク質のフォールディング
◆第8講 RNAの機能
8-1 ノンコーディングRNA
 8-2 RNA干渉
 8-3 piRNA
 8-4 長鎖ノンコーディングRNA
◆コラム=巨大ウイルス/遺伝子組換え技術/細胞周期の異常とがん細胞/複製スリップとDNA鑑定/DNAポリメラーゼとRNAポリメラーゼの進化的関係/ゲノム編集/タンパク質の電気泳動/リボスイッチ

感想・レビュー・書評

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  • 2022/12/26 amazon p499

  • DNAとは何かから、RNAの説明、転写、翻訳の流れがめちゃわかりやすかったです。高校生物から大学生物の橋渡しの本に読むと最適そう。

  • 分子生物学、今まで全く理解できていませんでしたが、この本はとても分かりやすく、勉強の助けになりました。
    苦手な人や、高校生物をやっていないのに大学で分子生物学をやらなきゃいけなくなった人、かなりおすすめです。

  • 請求記号 464.1/Ta 63

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著者プロフィール

武村政春(たけむら・まさはる)
東京理科大学教授。
巨大ウイルスの生態と進化にオタク的興味をもつ。
真核生物の起源にも多大なる興味。
現在は筋肉(筋トレは趣味ではなく、そのための単なる方法に過ぎない)にも大いなる興味をもっている。
もともとの専門は生化学とか分子生物学とか。
2001年細胞核ウイルス起源説を提唱。
2019年メドゥーサウイルスを発見。
出身は三重県津市。
1998年名古屋大学大学院医学研究科修了。
博士(医学)。

「2022年 『ウイルスの進化史を考える ~「巨大ウイルス」研究者がエヴィデンスを基に妄想ばなしを語ってみた~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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