- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062198967
感想・レビュー・書評
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高橋みなみ自身が見たこと感じたことが自分の言葉で書かれています。書いてあることに目新しさや斬新なことはなく、また難しさもありません。
だからこそ実際に行うには難しく思います。
一歩踏み出す勇気と自分にもやってみようと感じさせる良書だと思います。
努力なしに夢を叶えることはない、褒めるのも自分、足りなかったところを感じるのも自分。適性を知るためにも努力は必要。自分のダメなところを理解し、いいところも見つけられるようにしたいものです。 -
アイドルの書いた本だから(ポジティブな意味で)と手にとってよいが、
どうせアイドルの書いた本だから(ネガティブな意味で)と偏見を持って読むのは非常に勿体無い。
AKB48グループ300人以上の総監督を担ってきたのも頷ける。総監督という呼び名はダテじゃない。
(ビジネスでもこんな規模の組織をまとめられる人はなかなかいない…)
自分に向き合い、メンバーに向き合い、
たかみなが辿り着いた答えは
芸能界だけでなくビジネスなど他の領域でも使える普遍的なものであると感じる。
単なる精神論ではなく、
彼女が実際に考えてきたこと、
やってきたことも具体的な事例として描かれている。
リーダーとしてどう振る舞えばいいか、
リーダーを育てるにはどうすればいいか、
悩んでいる・困っている人は是非読んでほしい。
自分はただ感心するとともに、
読んでいたカフェの片隅でそっと目頭を熱くしていた。
「努力は必ず報われると、私、高橋みなみは、人生をもって証明します」
総選挙のスピーチの時にたかみなが毎年いってきたメッセージ。
その裏に込められていた想いが感じられる、
2015年選抜総選挙のスピーチを改めて読んでも心が震えた。
見習いたい点もたくさんある。
何度も読みたい本。 -
人の上に立つ「リーダー」にも、まだ「リーダー」ではない方にも。
すべての方にお勧めできる「人とのつながり方」についての本です。
著者の高橋みなみさんは、アイドルグループ「AKB48」で10年以上にわたり活動してきた「初代グループ総監督」です。
本書では活動中に培われた抜群のリーダーシップとずば抜けたスピーチ力。
そしてメンバーひとりひとりへの細やかな気配りが凝縮された内容になっており、文中のいたるところで、彼女の高い分析能力と構成能力に驚かされます。
「リーダー論」というと、つい「選ばれた人間のみの話題では」と身構えてしまいがちです。
しかし、本書では
・目標達成に向けた具体的な手順の設定
・手順をクリアするための方策の達成しやすさとわかりやすさ
・論旨を裏付けるエピソードの的確さ
の配置が素晴らしく、メンバーへの接し方においても
「毎日ひとりひとりと、目を合わせ挨拶する」
「声をかけるときは、名前で呼びかける」
といった、日常の些細な心がけから始められるやさしい具体策に満ちています。
また、2015年の「選抜総選挙」でのスピーチ全文掲載の項では、それまでに語られたテクニックが、実際のスピーチにどのように反映されているか分析されています。
特に
「人にメッセージを伝えるときは、太文字(見出し)になる印象的な一言を用意する」
「文章を構成するときは、漫画のコマ割りを意識した、メリハリのある展開にする」
といった技術とスピーチ内容の一致は完璧で、そこに至るまでの奮闘を含めて。彼女の力量と真摯さに感服します。
彼女の言葉でもっとも有名な「努力は必ず報われると、人生をかけて証明します」というメッセージが、行動のいたるところに現れているのだと実感できるからです。
全編を通じて簡単な言葉で、実践しやすいささいなことから「リーダー」を目指せる内容になっているので、少しでも関心のある方には、ぜひお勧めします。
読み終えた後、必ず得るもののある本です。