- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062200738
作品紹介・あらすじ
そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる。勉強も絵も書き初めも、カラオケだって、何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者。幼なじみの渡(わたる)は、平凡な自分と比べて、そんな璃在(リアル)に昔からコンプレックスを感じていた。
しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生の来訪によって、運命の日がやってきたのだった。
人気子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。
出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人ですごした五年生の春と夏の思い出。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
リアルくんが優しくて。こんな初恋は宝物だね。
-
なんか、いいなあ。
子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。 -
リアルって名前なのか。
-
何でもできる、みんなの憧れの幼なじみのリアル。
彼がいるとクラスはスムーズに回るし、彼が出てくるとトラブルもスッキリ解決。
そんなリアルだけど実は人には見せない顔がある。それは幼なじみだからこそ知っている。
児童書だからこれでいいのか、私にはわからないが、色々な問題がふわふわしている。
子ども達にとっては重大問題なのかもしれないが、私には子どもだってもう少し現実的ではないか、とも思う。
サジのことは今の社会を反映した話題だった。
リアルの反応もうなずける、良い悪いは別として。
難しい問題だ。
これからの児童書にはLGBTも題材になってくるのかもしれない。 -
小6で泣いた気がする
-
勉強も運動もできてみんなの人気者のリアル
幼なじみのアスカは5年生で同じクラスになったことにガッカリしていた。
昔はよく遊んでいたけれど,あるときから話をしなくなった
話し辛いのにリアルはガンガンやってくる
そんなある日転校生サジがやってきた。
サジをいれてリアルとアスカは3人でいることが多くなった。
サジが転校してきた理由
アスカが大人であろうとする理由
LGBTのことにも触れているけれど,それよりも生きていくことが主題なのかなと
よいお話しでした。 -
著者インタビュー
https://news.kodansha.co.jp/20170605_b01
みんなそれぞれ抱えているものがある。
人と比べても意味がないことはわかっていても比べてしまうよね。
でもダメなところではなく、自分の良いところ、人と違うところを見るようになれるといいね。
登場する男の子たちの距離感、深入りせず放っておこう、聞かないことにしておこう、という繊細さが好ましいと感じた。
-
最初の方は懐かしい学校生活だったけど、リアルが最後サジとの思い出としてスプーンを渡してあげたり、サジがリアルのために漫才のDVD をリアルの母に渡してあげたりしていて、感動した
-
いつも、人気者がどういう気持ちをしているかが分かった