ぼくたちのリアル

  • 講談社
4.06
  • (45)
  • (60)
  • (25)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 445
感想 : 58
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200738

作品紹介・あらすじ

そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる。勉強も絵も書き初めも、カラオケだって、何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者。幼なじみの渡(わたる)は、平凡な自分と比べて、そんな璃在(リアル)に昔からコンプレックスを感じていた。
しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生の来訪によって、運命の日がやってきたのだった。
人気子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。
出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人ですごした五年生の春と夏の思い出。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • トリプル受賞の注目作家にインタビュー!!|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部
    https://news.kodansha.co.jp/20170605_b01

    佐藤 真紀子(著者詳細情報) | 絵本ナビ | 作品一覧・プロフィール
    https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=7289

    『ぼくたちのリアル』(戸森 しるこ,佐藤 真紀子)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189805

  • リアルくんが優しくて。こんな初恋は宝物だね。

  • なんか、いいなあ。
    子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
    道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
    友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。

  • リアルって名前なのか。

  • 何でもできる、みんなの憧れの幼なじみのリアル。
    彼がいるとクラスはスムーズに回るし、彼が出てくるとトラブルもスッキリ解決。
    そんなリアルだけど実は人には見せない顔がある。それは幼なじみだからこそ知っている。
    児童書だからこれでいいのか、私にはわからないが、色々な問題がふわふわしている。
    子ども達にとっては重大問題なのかもしれないが、私には子どもだってもう少し現実的ではないか、とも思う。
    サジのことは今の社会を反映した話題だった。
    リアルの反応もうなずける、良い悪いは別として。
    難しい問題だ。
    これからの児童書にはLGBTも題材になってくるのかもしれない。

  • 小6で泣いた気がする

  • 勉強も運動もできてみんなの人気者のリアル
    幼なじみのアスカは5年生で同じクラスになったことにガッカリしていた。
    昔はよく遊んでいたけれど,あるときから話をしなくなった
    話し辛いのにリアルはガンガンやってくる
    そんなある日転校生サジがやってきた。

    サジをいれてリアルとアスカは3人でいることが多くなった。
    サジが転校してきた理由
    アスカが大人であろうとする理由

    LGBTのことにも触れているけれど,それよりも生きていくことが主題なのかなと
    よいお話しでした。

  • 著者インタビュー
    https://news.kodansha.co.jp/20170605_b01


    みんなそれぞれ抱えているものがある。
    人と比べても意味がないことはわかっていても比べてしまうよね。
    でもダメなところではなく、自分の良いところ、人と違うところを見るようになれるといいね。
    登場する男の子たちの距離感、深入りせず放っておこう、聞かないことにしておこう、という繊細さが好ましいと感じた。

  • 最初の方は懐かしい学校生活だったけど、リアルが最後サジとの思い出としてスプーンを渡してあげたり、サジがリアルのために漫才のDVD をリアルの母に渡してあげたりしていて、感動した

  • いつも、人気者がどういう気持ちをしているかが分かった

全58件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1984年、埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。東京都在住。『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作は児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2017年度青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定された。『ゆかいな床井くん』で第57回野間児童文芸賞を受賞。その他の作品に『十一月のマーブル』『理科準備室のヴィーナス』『ぼくの、ミギ』『レインボールームのエマ』『すし屋のすてきな春原さん』 (以上、講談社)、『トリコロールをさがして』(ポプラ社)、『しかくいまち』(理論社)、『れんこちゃんのさがしもの』(福音館書店)、『ジャノメ』(静山社)などがある。

「2023年 『ぼくらは星を見つけた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

戸森しるこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヨシタケ シンス...
村田 沙耶香
福田 隆浩
ヨシタケシンスケ
ヨシタケ シンス...
柏葉 幸子
吉野 万理子
池田 ゆみる
アン・ブース
ドリュー・デイウ...
三浦 しをん
小手鞠 るい
F.エマーソン・...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×