女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

著者 :
  • 講談社
3.23
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本棚登録 : 251
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207980

作品紹介・あらすじ

あとで書きます

感想・レビュー・書評

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  • かつての大学生も、
    かつて大学生でなかった人も、
    今、大学生の人も、そうでない人も、
    多分登場人物の
    誰かに自分や知ってる人を
    重ねることができる気がする。

    登場人物のキャラ設定が名前でわかる
    「まじかる☆タルるートくん」方式ですな。

    いつの時代もアホはアホ。
    いいですなぁ。

    面白かったです。

  • 読みやすい。
    森見登美彦の世界から「難解な言葉」と「ファンタジー」を取り除いた感じ。
    浅くてまさに有象無象といった感じの作風だけど、個人的には好きだな~こういうの。
    大学時代を思い出す。有象無象くんがなんだかんだで愛らしく微笑ましい。

  • 色々な女の子達に翻弄された男子大学生達。

    登場人物が皆、そのままを体現した呼び名で呼ばれていることが面白い。
    有象くんと無象くん、イケメンくん、二番手くん、本命ちゃんに始まり、ビッチちゃん、束縛くん、勘違い先輩、都合良男先輩などなど。
    何よりも最後の抜目なっちゃんにはやられた(笑)

    大学生の頃ってこんなだったなと、面白おかしく読みました。
    考えることもなく、軽く読める本。
    楽しい読書でした。

  • タイトルどおり軽薄な感じのする展開。
    でも、この時期の男女のあり方の正鵠を得ているのではないでしょうか。
    気楽にあははと読み飛ばすか、自分のことではと思うのか、それは読む人次第。
    気楽な気分になりたい時にお薦め。

  • くだらないって感じの男丸出しの話です。
    大学生のモテない男の子話です。
    メッチャ青春で、メッチャ笑えます。
    おそらく人並みにモテてきた人には理解できない話ですが、欲望満載なところが笑えます。
    大学ってこんなところだったな。。。って思い出に浸れる作品です。
    評価が低いのは人並みにモテてきた人たちが読んで評価してるからなのかな?
    ただ、登場人物の名前は読みづらかったです。
    だって、有象くんと無象くんだからね。

  • 面白かったです。
    けど中味何もない。
    面白ければいいのかな。

  • どこの大学にもいそうな、女の子と縁がない大学生2人が主人公のストーリー。
    「都合良男先輩」や「モテスギくん」など、登場人物の設定が一目でわかる呼称で表現されていて、分かりやすくて面白い。
    数ページ読んで、この著者の作風に惚れた。

    確か作者は今も九州の大学で教鞭を執っているので、授業や学園祭の描写が具体的で、読んでいて状況が想像しやすかった。
    あまり本を読まない人でも、「タイトルが面白そうだから読んでみよう」と手にとって正解な本。

  • 2018/11/27読了


    有象無象の男たち!
    いやあ面白い本でした。森見登美彦と中村航を足して割ったような。名は体を表すというが、そんな彼彼女の生きざまをとくと見よ!
    学生時代の中で、異性とのウフフを夢見るも
    もろく崩れてしまう男らの姿。
    教授の裏の姿とか、女の正体とか、ハッピーではないにせよ
    どこか面白くて笑ってしまう。


    何より有象無象のオロオロした姿と対照的ないきいきとして時に殺伐逞しく生きるオンナの姿がなによりかっこいい!


    この作者さんのほかの本も気になります。よかた!

  • とっても明るい学園もの。有象無象くん、イケメンくん、モテスギくんと、いらぬ名前の検索をしなくてもいいのもグッド。男の子ってしょうがないわねえ、ふふふ。

  • 2018/8/6
    大学生の有象くんと無象くんのおはなし。最初の話は怪談話でえ?と思ったけど、違った。ダンベルくんとかビッチちゃんとか登場人物の名前が特徴的。スマホとか最近の話題が多いと思ったら最近の本だった。出てくる言葉が難しかった。

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著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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