悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 講談社 (1994年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062551564
感想・レビュー・書評
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ゴーストハントにハマっている友人(阿選がお前の性癖と指摘した奴)から「これも読んで」と上下巻をポンと手渡された。7巻まで読み切ったつもりでいたけれど、続編があったのか。ジーンの秘密が明かされて着地と思っていたのだが。何はともあれ、再びあの面々と会えるのはうれしい。
読み始めて早々、麻衣の一人称ではないことに驚いた。こちらの方が個人的には読みやすい。新キャラの広田が投入されることによって、改めて描写されるナルたちの姿にワクワクさせられる。ベテラン(?)になりつつある麻衣から一部ワトソン役を引き継いで、現場描写にも一役買っていたようにも思う。
今回もまた、なかなか怖い。中古の一軒家で狭くて逃げ場がないのに、窓が鏡だらけという異常さ。隣人の不気味さもあったけれど、最後に改めて恐怖に突き落とされる。一体全体この家で何があったのか。また広田の件もどう決着がつくのだろう。このまま下巻を読み進めたい。 -
恋愛が出なくなった分、対話と心理描写が強くなって前よりも読み易くなったと思った。
存在するかしないかは別として、信じない人からしたら全て「病気」でひとくくりにされてしまう症状だし、信じるものからしたら全ての原因は「霊」になる。
なんだか超常現象の有無よりも、日常的な考え方・捉え方も上記に置き換えられるというのがコミュニケーションのだいご味なんだなぁと思った作品。
ナルが以前の作品よりも美しく、プライドも並びたてないほど高くなっているという印象を受けた。
その分、成長?したというべきなのか。 -
ティーン向けとは思えないゾッとする感じが、さすが小野不由美さん。続き読みたいなぁ。
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「ゴーストハント」シリーズは7冊で完結しましたが、実はその物語の続編があったことを知り、図書館で借りてきました。
読んでみると、まさに7巻からそのままつながっている続編で、嬉しかったです。
上巻は、まだ登場人物も出そろっておらず、怪異現象がいろいろ起きるのみでその実態も全くわからない状況。引き続き下巻が楽しみです。 -
「ゴーストハント」シリーズの続き。
先のシリーズを読む前に、読んじゃったことがあるんだよなー。
個人的には麻衣ちゃんの一人称より、三人称のほうが読みやすくていいのだけど。 -
視点が麻衣ではないと聞いて、すこし構えていたが読んでみれば全く気にならない。やはり、ゴーストハントシリーズは面白い。
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時系列的にリライト版の後のお話
ヒロインの成長などみれてなかなか良い
当時は一人称から三人称になり人気がなかったらしい。
リライトを気につづけてほしい -
上下巻。
小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズ
本編7冊のその後の話になります
窓のほとんどに鏡がはめ込まれた家に越して来た母娘
家電の不調や謎の音そして誰かに覗かれていると訴える母
麻衣が感じた「コソリがいる」
コソリとは何?
こちらも面白い(怖い)ので出会った方は是非(*^^*)v