- Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062563703
作品紹介・あらすじ
「コイははねてもいいでしょう」という中川一郎に、「はねてもいいが、池の外に飛び出したらそれきり日干しだぞ」と突き放す田中角栄。だが、中川は総裁選出馬に強引に動く。再選確実とされた鈴木善幸が突然退陣表明し、中曽根康弘、中川、河本敏夫、安倍晋太郎で争われた総裁予備選挙は中曽根の圧勝に終わり、敗れた中川は失意の自殺を図る。戦後政治の総決算を唱え発足した中曽根内閣。最初の世論調査で支持率は低く、厳しい門出となった。傑作戦後日本史全10巻ついに完結。
感想・レビュー・書評
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最終刊。中曽根康弘の野望 中曽根再選、竹下派旗揚げ、田中角栄脳梗塞まで
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#fb 電子書籍で全巻読了。
中曽根が爽やかすぎるとか、ハマコーが普通の人過ぎるとか、安倍パパがほっそりしすぎているとか、海部の顔が不安定だとか、キャラクター描画については色々あるかと思います。ですが、ゴルゴ13で慣れ親しんだ、さいとうたかを先生&その一派の、「らしい」タッチは基本的に安心して読み進めまするです。小説版「吉田学校」は第一巻で挫折してしまって、その後読み進めていないので、改めて再読したいなぁ、とか再度思った次第。 -
第2次大戦の敗戦によって、GHQの日本占領が始まる。多くの政治家が公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任、新たな国家体制がスタートする。それは、以後脈々と続く吉田学校の始まり。
戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた戦後日本史全10巻。
戦後首相の系譜に沿って(吉田茂 -片山哲-芦田均-吉田茂-鳩山一郎-石橋湛山-岸信介-池田勇人-佐藤栄作-田中角栄-三木武夫-福田赳夫-大平正芳-鈴木善幸-中曽根康弘まで)、その人間模様や政治手腕・駆け引きなどが、赤裸々に描かれている。
戦後史を概略的に掴む上で、中学生・高校生そして大学生にもお奨めのシリーズ。 -
4062563703 543p 2000・6・14 4刷
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中曽根康弘の野望
帯表
熱き戦後日本史全10巻!!
戦後政治の総決算! -
鈴木善幸は総裁選に出馬せず、中曽根とニューリーダー達が鹿を逐いました。貫禄の差で中曽根が勝利。「戦後政治の総決算」を掲げる中曽根内閣が発足します。「闇将軍」として君臨した田中角栄も病に倒れ、昭和という時代も終わりをつげようとしていました。『大宰相』の完結です。
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一応もともと政治を勉強していた身なもので、特に予定もないので読んでみたり。解説や原作の方のバイアスがややかかっているのでは・・・とプロローグを読んで思わされるけれども政治家の生き様ってのを垣間見れる作品かと。