ニーベルングの指環 上 (講談社+アルファ文庫 D 48-1)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062568708

作品紹介・あらすじ

全曲上演に4日を要する膨大な楽曲「ニーベルングの指環」。ラインの黄金から作られた、富と権力の象徴である指環をめぐって、天上、地上、地下それぞれの世界で闘争がくり広げられるという、指環をめぐる超大作だ。上巻では、序夜「ラインの黄金」(全1幕、1854年完成)から、第1夜「ワルキューレ」(全3幕、1856年完成)までを完全コミック化。

感想・レビュー・書評

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  • あずみ椋氏がマンガという世界で上演した、と言っても過言ではないワーグナーの楽劇。序夜と第一夜。

  • ワーグナー 「 ニーベルングの指環 」
    *いわくつきの黄金の指環をめぐる神話
    *神々と人間とニーベルングたちの愚かで悲しい物語

    ニーベルングの指環
    *ゲルマンの神話世界の幻想的で崇高な雰囲気を舞台で表現
    *指環を作って、愛や人間の精神を失った小人などを否定

    あらすじ
    序.ラインの黄金
    *ローゲ(火の神) ストーリーテラー
    *アルベリヒ=ニーベルング→愛を断念した者だけが世界をわが者する指環を得る→指環=黄金、権力
    *ヴォータン=神々の長〜不幸をもたらす指環を手放す
    *ヴォータンの妻の妹フレイア=神々の若さを保つリンゴを育てる唯一の神
    *ファフナーが指環を手に入れる

    1.ワルキューレ=ヴォータンとエルダの娘たち
    *ヴォータンと人間の双子の子供(ジークムント、ジークリンデ)
    *ワルキューレのブリュンヒルデが父ヴォータンを裏切る→神々の世界から追放


    2.ジークフリート=ジークムント、ジークリンデの子
    *竜となったファフナー→ジークフリートに殺される→ジークフリートが指環を手に入れる
    *ジークフリートがブリュンヒルデと結婚する→ ブリュンヒルデが指環を手に入れる


    3.神々の黄昏
    *アルベリヒの子ハーゲン(ニーベルング)の策略で ジークフリートが騙され、ハーゲンの異父兄グンターとブリュンヒルデが結婚、ジークフリートと異父妹グートルーネが結婚
    *ハーゲンがジークフリートを殺す→ ブリュンヒルデが指環とともに火の中へ→ラインの乙女に指環が戻る



    目標は オペラ「 ニーベルングの指環 」をDVDで見ること。まずは ワーグナー 特集本、漫画、挿絵集( アーサーラッカム の世界) から読んでみた。次はオーケストラCDを聞く。ワーグナーの芸術観、ニーベルングの指環 のあらすじや幻想的世界は 理解した。


    神々の王ヴォータンの横暴は 王政の横暴にも読めるし
    火の神が全て燃え尽くす最後は 終末論や革命論にも読めるし
    繰り返される権力の盛衰、神対人間、民族対立の歴史にも読める


    ワーグナーの芸術観
    *ワーグナー=文学、思想、演劇、音楽を一人で統合しようとした総合芸術家
    *ワーグナーのオペラ=人間とは、風土とは、伝統とは、家族とは、宗教とは の答えがある
    *ワーグナーが目指した世界=職人たちが共同体のなかで物を分かち合うようなフォルクの世界

  • この人の北欧ものは神です。

  • あずみ椋版「指環」。絵柄は少女漫画。忠実なワグナー脚本に加え、オペラ演出などを上手く取り入れている。「指環」の漫画版としては手堅い作品。

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