欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.63
  • (8)
  • (22)
  • (25)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 282
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579971

作品紹介・あらすじ

日本人には、日本人のための病気予防法がある!

同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。
そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。

欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がなく、むしろ、逆効果ということさえあるのです。

見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための方法を、徹底解説!

・日本人は炭水化物を控えてはいけない
・日本人がオリーブオイルを摂りすぎると生活習慣病に
・筋トレをしても、日本人は“やせ体質”にはなれない
・血圧のために減塩すればいいとは限らない
・生活習慣が同じなら、日本人は欧米人より大腸がんになりやすい
・日本人は、欧米人より乳がんになりやすいタイプの乳房を持つ人が多い
・日本人が感染する東アジア型のピロリ菌は、欧米型のピロリ菌と違って胃がんを起こす力が強い
・日本人は、飲酒によって血圧が上がりやすく、すべてのがんの発症率も上がる
・・・・・・など、知られていなかった「日本人ならではの体質」の新常識が満載!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 日本人には、日本人のための病気予防法がある!

    同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。
    そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。

    欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がなく、むしろ、逆効果ということさえあるのです。

    見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための方法を、徹底解説!

    ・日本人は炭水化物を控えてはいけない
    ・日本人がオリーブオイルを摂りすぎると生活習慣病に
    ・筋トレをしても、日本人は“やせ体質”にはなれない
    ・血圧のために減塩すればいいとは限らない
    ・生活習慣が同じなら、日本人は欧米人より大腸がんになりやすい
    ・日本人は、欧米人より乳がんになりやすいタイプの乳房を持つ人が多い
    ・日本人が感染する東アジア型のピロリ菌は、欧米型のピロリ菌と違って胃がんを起こす力が強い
    ・日本人は、飲酒によって血圧が上がりやすく、すべてのがんの発症率も上がる
    ・・・・・・など、知られていなかった「日本人ならではの体質」の新常識が満載!

    著者について
    奥田 昌子
    内科医。医学博士。京都大学大学院医学研究科修了。愛知県出身。長年にわたり健診センターで予防医学に従事するとともに、産業医として大手化学メーカーに勤務。また医療専門学校で、臨床神経学、病理学などの講座を担当してきた。英語検定1級を持ち、多数の医学文献、医学書の翻訳に従事。翻訳書に『身体が見える・疾患を学ぶ 解剖アトラス』(メディカ出版)、『ジョージィの物語――小さな女の子の死が医療にもたらした大きな変化』(英治出版)など。著書に『健康診断 その「B判定」は見逃すと怖い』(青春出版社)がある。

  • 常々健康な生活を心がけていたつもりだが、目からウロコの内容だった。TVなどで流布されている一般的な情報は便利だが、自分自身で納得できるよう根拠を確認する習慣をつけたいものだ。

  • なんとなく、気付いては居たところをズバリ書いてあった感じ☆

  • 日本人のみを対象にした医学はあまり語られないのでこれは気になるところです。

  • ありがちな内容❗️

  • 日本人に合わせた生活習慣病予防
    日本人には炭水化物抜きは合わない
    長年の食生活によって胃の形も違う
    日本にいる日本人、日系アメリカ人(一世、二世)、アメリカ人…と、○○系△△人を比較して、遺伝子によるものなのか、環境要因が関係するのかが分かるところが面白い
    データってすごいなー
    そして和食もすごい

    がんを含む生活習慣病の予防について知ったら、
    今度は認知症予防について知りたくなる

  • 日本人と欧米人は体質が違うから、欧米人のデータがそのまま日本人にも当てはまると思うなという事は納得。
    日本人でも個体差がある。結局は自分自身の遺伝子構造と生活習慣・環境がどうかということ。
    本書のテーマではないが、サプリメントの効果については信頼に足るデータがないことも納得。
    健康おたく本を読んでいつも思うのは「適度に運動し、好きな事をして、おいしいと思うものを食べて、おいしいお酒を飲んで、ぐっすり眠ればいい。」

  • こちらを読了。いや、何とも目から鱗でした。人種によってここまでいわゆる体質に違いがあるとは。

    結局、日本人は炭水化物を一切抜いてはいけない。(もっとも、抜こうと思っても炭水化物はご飯やパン、麺類だけに含まれるわけではないので一切抜くことは事実上不可能、と著者も書いていますが)
    炭水化物を抜いて肉類の摂取を増やすと、日本人は欧米人と異なり、大腸がん(や胃がん)の発症率を上げるとともに、糖尿病となるリスクも(膵臓への過剰負担により)むしろ高まる、ということになりますね…

    もっとも、いずれにしても「肥満」と「炭水化物の過剰摂取」もまた間違いなくNGであり、私はまず「減量」に努めなければなりませんが。

  • 『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」――科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』

    【感想文】
    ・さらっとした本で、テーマは多め。素人向けに、データを解釈し分かりやすく示し、それ以上の情報は文献を辿ってくだされ、という感じ。
    ・体質は、人種・民族間の差が確認されているが、個人差が大きいことも、本書ではきちんと釘を刺している。
    ・本書の言う日本人は、統計的な「平均的な日本人」を指す。ぼんやり思ったこと:①それぞれの研究ごとにsampleが大きく異なることもありそうだが ②ハーフだと……何をどこまで言えるのか。 ③稀に耳にする日本国内の差(○○県民は○○倍だけ食道癌が多い等)は ④ひっくるめると、「本書の前提にある人種観はどんなものだろう」と「医学の統計調査を勉強しないといけない」にまとまる。以上は、あくまで軽い疑問として。
    ・本書の知識を生かそうと思えば、自分の体質を知ることが必要になる。しかし具体的に何をすべきか。健康や医学に無知な私にはアレルギー検査くらいしか思いつかない。
    ・版元 <http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062579971


    【目次】
    はじめに [003-006]
    目次 [007-011]

      第1部 体質を知れば常識が変わる 013
    第1章 欧米人と日本人は体質が違う 014
    体質とは何か/体質には遺伝と環境がからみあう/病気にも「お国柄」がある/米国は人種によって医療が異なる!/日本人のための医療とは?

    第2章 日本人、こんな健康法は意味がない 034
    1 日本人は頑張って筋トレしても“やせ体質”にはならない 036
    2 日本人はオリーブ油を使い過ぎると生活習慣病に 038
    3 牛乳って必要? 日本人の骨粗鬆症発症率は米国白人の半分 040
    4 日本人が赤ワインを飲んでも害のほうが多い? 043
    5 日本人がヨーグルトを毎日食べると食物アレルギーを発症することも 045
    6 日本人が夏バテをおそれてしっかり食べれば太るだけ 046
    7 日本人の便秘予防、食物繊維を摂取するだけでは不十分 048
    8 日本人はお茶やコーヒーで情緒不安定になる? 050

      第2部 生活習慣病の新常識 053
    第3章 糖尿病 054
    日本人のインスリンが効かなくなってきた/問題はカロリーではなく脂肪の摂取比率/内臓脂肪の何がいけないのか?/炭水化物を減らすのは大問題!/糖尿病予防のコツ
    第3章のポイント 077

    第4章 高血圧 080
    高血圧は遺伝で決まる?/食塩が犯人になったきっかけ/じつは塩分だけでは説明できない/食塩感受性は変動する/脳出血のリスクは、飲酒で2・5倍、喫煙で2倍に/本質は食のミネラルバランスの乱れ/塩分を減らせばいい、とは限らない
    第4章のポイント 103

    第5章 脂質異常症と動脈硬化 106
    動脈硬化は誰にでも起きる/そのコレステロール、健康維持に欠かせません/日本人に心臓病が少ないわけ/日本人の血管を守る魚と大豆の力/卵やイクラは心配ない/動脈硬化と骨粗鬆症の危険な関係
    第5章のポイント 133

      第3部 がん予防のための新常識 135
    第6章 がんはどこまで予防できるか 136
    日本でがんが増えている?/がんは遺伝か、生活習慣か/がんの70%は予防できる/日本人のためのがん予防法
    第6章のポイント 156

    第7章 胃がん 158
    胃がんの原因はピロリ菌?/日本人はピロリ菌の種類も、遺伝子も違う/胃がんの引き金を引くもの/発がん性物質の合成をおさえる野菜の力
    第7章のポイント 177

    第8章 大腸がん 180
    日本人は大腸がんになりやすい?/日本人の腸内環境/肉の摂取量だけでは決まらない/日本人の弱点は? 
    第8章のポイント 200

    第9章 乳がん 202
    日本人の乳がんはどう違う?/食生活に関する重要な手がかり/食の欧米化の本質は/東アジアの女性を守る「ある食べ物」/乳がんを招く生活習慣
    第9章のポイント 223

    おわりに [225-227]
    参考文献 [228-234]
    さくいん [235-238]

  • 遺伝子の発現や、傷がついた遺伝子の作用も、環境要因の影響を受ける。
    環境要因がスイッチを入れたり、切ったりする、ということらしい。
    この仕組みを、「エピジェネティックス」というそうだ。
    で、この本の趣旨は、体質を、遺伝的に定まった不変のものとする従来の捉え方に加え、環境要因の作用も受けるものとして捉え、近年はやりの健康法や、生活習慣病の予防法について再検討することにある。

    それは、こんな具合だ。
    日本人は炭水化物の多い食事に適応してきたため、脂肪やたんぱく質を分解するのが苦手な人が多く、とりすぎると不調になりやすいそうだ。
    筋肉をつけて基礎代謝を上げるダイエット方法は、日本人にはあまり向いていないらしい。
    というのは、日本人は鍛えれば増える白筋の割合が少ない人が多いからだそうだ。
    個人的には、日本人がカフェインとあまり相性がよくないという話に興味があるが、あまり詳しくは触れられなかった。

    分量的に大半を占めるのが生活習慣病予防の再検討。
    糖尿病、高血圧、脂質異常と動脈硬化、がんが取り上げられる。
    糖尿病の原因は脂肪の過剰摂取で、炭水化物の摂取を減らすと膵臓に負担がかかり、むしろ糖尿病を発症しやすくなるという話は、かなり「常識」とは違う。
    高血圧の「犯人」が食塩というのは、はっきり言いきれない部分があるという。
    ナトリウムを排出するカリウムの摂取が足りないことが問題らしい。
    こんな感じで進んでいくが、がんの予防法については、今言われていることと大きくは変わらないようだ。

    病が起きる仕組みまで丁寧に説明してあるし、研究の結果わかってきたこともあるので、情報量が多い。
    章末にはポイントをまとめてはあるが、正直に言って負荷が高いかもしれない。

全39件中 1 - 10件を表示

プロフィール

内科医。医学博士。京都大学大学院医学研究科修了。愛知県出身。長年にわたり健診センターで予防医学に従事するとともに、産業医として大手化学メーカーに勤務。また医療専門学校で、臨床神経学、病理学などの講座を担当してきた。英語検定1級を持ち、多数の医学文献、医学書の翻訳に従事。翻訳書に『身体が見える・疾患を学ぶ 解剖アトラス』(メディカ出版)、『ジョージィの物語――小さな女の子の死が医療にもたらした大きな変化』(英治出版)など。著書に『健康診断 その「B判定」は見逃すと怖い』(青春出版社)がある。

「2016年 『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』 で使われていた紹介文から引用しています。」

欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)のその他の作品

奥田昌子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印

欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする