ハートカクテル 2 (講談社漫画文庫 わ 1-2)

著者 : わたせせいぞう

• 講談社 (1995年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Maipen Raita さんの感想 · 2024年2月27日]

夏の話。
別れの話。
キザな話。
ちょっと恥ずかしくなるような、
昔の日記を読み返しているような、
そんな気持ちになる作品。

[chokusunaさんの感想 · 2021年1月17日]

なつかしい、小洒落た、まだ黒電話が主流の時代のストーリー。だいたいはスタイル、こだわりのあるさわやかな好青年の独白、ダイアローグだけれど、そうではなく、好きだった男の影響でライダーになり、ツーリングの際に思いを馳せる女性の一節。敗戦処理投手の苦味。酔って眠り続ける彼女の部屋のソファで、冬の図書館だといって読書にいそしむ男性のエピソード、が印象に残った。

著者プロフィール

1945年兵庫県神戸市生まれ、北九州小倉育ち。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活の傍ら漫画制作を始める。74年『ビッグコミック』第13回コミック賞入賞を契機にプロ活動を始め、83年に「ハートカクテル」の連載を開始、大人気となる。以後、大人の恋愛の機微を描いた漫画作品の他、音楽ジャケットや企業広告、雑誌等のイラストを多数手がける。白金台、武庫之荘、門司港に常設ギャラリーを開設、百貨店等での展覧会も精力的に行う。

「2023年 『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」