- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062602464
感想・レビュー・書評
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88pのクリロのモノローグ。
目を閉じると……いつか教室で誰かがおどけて、クラスがドッとわいた時や、村祭りで賑わった晩の広場にいるんじゃないかと思った――。
不思議だ、ここは戦場じゃないか。
昨日も おとといも、仲間が死んでいった。
いつ戦争が終わるのかもわからない。
それなのに笑った。
それだから笑ったのか……。
(……空襲……)
操縦士の顔が見えた。人間だ。人間だった!!
……
一分だったか、一時間だったか、わからない。
もう誰も笑っていなかった――。
201pのマイスナーのモノローグ。
ナチスの将軍の成り上がり者どもには、このすばらしさはわからん……。
私が守る……!
芥と汚物に生まれたものたち……。
そしてこれらを想像した人々よ。
偏見の渦に耐え、迫害にめげず、闘った人々よ。
真紅のバラたちよ。
あなたたちもまた勇敢なる真の戦士だ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女戦士リジュ ヤンコ 劣等者の淘汰 虹は目的 行動は戦いそのもの 真紅の薔薇 剣 ウスタシ ミント クリスマス フィー
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2022.7.3市立図書館
1941年秋から1943年冬。ユーゴのゲリラはパルチザンとチェトニクで敵対して内乱状態。敵か味方か、敵の敵も味方かどうかわからないし、味方が真に味方かどうかさえわからない混乱。マイスナー大佐に近づこうとするモルトヴィッチが不気味。マイスナー対しあもフィーを匿っている他にも秘密がある様子。16歳になったクリロもフィーも、イヴァンやミルカ、ミントらもたがいの生存を信じながら孤独にそれぞれのやりかたで戦っているがなかなかつらい。 -
20180321読了
1996年発行。連載自体は1984~85年。ユーゴスラビアがゲリラ同士の内乱に突入する。
20180102蔵書 -
断捨離、2013春。