- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062614030
作品紹介・あらすじ
苦労して夜学に通い昼間はパン屋で働く精神薄弱の陽気な青年チャーリーが、人工的に知能を高める人体実験の被験者になり、やがて彼の知能は超天才の域に達していく。同じ実験を受けた白ネズミのアルジャーノンに彼が見たものは…。人間社会の差別・被差別問題と科学することの意味を、二重人格というテーマに重ね合わせた異色SF。
感想・レビュー・書評
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本文はオリジナルの英語そのまま。
巻頭のリーダーズガイドで読解の要点、巻末のNOTESで難しい単語などが解説されています。
邦訳は何度か読んでいるのでだいたいのストーリーは頭に入っていたのですが、
英文だと印象の違う場面も多く、新鮮でした。
人生のさまざまな要素が詰まっている作品です。
読み手の年齢や経験によって引っかかる部分も違うかと思います。
過去に訳書で読んだことがあるという人にも、是非もう一度読んでみてほしい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こちらも大学時代に好きだった本。あれから色々な経験をして色々なことを分かっているつもりだったが、ふと色々なことを忘れていることに気付く。主人公と同じように忘れていくこと、忘れさられる事に恐怖を感じていたが、自分自身が実際なってみるとこれはコレで悪くはない。一昨年に認知症で亡くなった大好きだった叔母も同じように辛いものでなければと思う。印象派の絵のようにフェイドアウトすることが出来る世の中とお別れするのは僕も今は受け入れられそうだ。あれほど恐怖を感じていた本がいまではとてもしっくりくる本になっている。20年の歳月とはスゴイものだと改めて思った。
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人の知能指数は∞?
この一冊はリアルに物語ってくれてます。