- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062637091
感想・レビュー・書評
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江戸時代の人々の暮らしを、これまで誤解していた事実を改めることができた。
著者は親よりも上の世代になるので、すでに「見方・考え方」に出てくる「現在」の一部は上書きされているが、そもそもの通説になるほどと思うところも多く、もう少し掘り下げて江戸を見てみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
石川英輔 著「大江戸庶民事情」、1998.2発行、タイムスリップの大江戸シリーズでない方の大江戸シリーズですw。時々、速見洋介といな吉が顔を出します(^-^) 長屋の暮らしは長屋全体が一軒の家に近い性格ですね。風呂は湯屋、トイレは共同便所、居間は井戸端。畠山健二さんの「本所おけら長屋」を読んでるとよくわかりますねw。娯楽で一日に千両の金が動いたのは、日本橋の魚河岸、吉原、芝居町だそうです。すべて日本橋地域の歩いて10分の範囲ですね。便利・不便は比較の問題。旬の食事、リサイクル、明るいうちに、いいですね!
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読み始める前から内容は予想できるが、良き気味でも悪しき意味でも予想通りの本。著者の様々な既出文章の加筆転載のようだが、この人の西洋文明コンプレックスと現代文明バッシングは、どうにかならないものか。
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江戸庶民の実態を知るのに、石川さんの本ほど良い物は私は知りません。
資料としても非常に役立っていますし、人間ってなかなか強かだな、と思います。
石川さんの本は他にも「大江戸リサイクル事情」など面白いものがあり、小説よりはそちらをお勧めしたいです。 -
江戸時代が好きなので楽しく読めました。
昔の人はどうやって時間を知っていたのか、ということや、昔の医学ってどんなんだったの?ということなどの昔の暮らしの雑学などがたくさん乗った一冊。
丸い円形の花火は日本人にしか作れない。というのを知った時は目から鱗がポロリでした。