グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

  • 講談社
3.73
  • (114)
  • (71)
  • (149)
  • (20)
  • (7)
本棚登録 : 1266
感想 : 132
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637640

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 途中まで読んでから床についたとき、脳内で自然と〜なさいという言葉が響き、自分の望む何かを想像させられる不思議な体験をしました。それは心のなかで一番望んでいることなのかわからないけど、妙にしっくりくる命令でした。

    自分の心が満たされていないときに背中を押してくれるきっかけを作ってくれる不思議な本でした。

  • オノ・ヨーコさんの頭の中はどんな感じなのだろう。
    凡人にはなかなか理解が難しい内容だったが、読み終えた後、心が少し解放された。
    自分の視界に入る景色だけが世界ではない。
    想像しよう…他の世界を

  • 成田悠介が人生を変えた本の一冊として紹介。
    「この本を燃やしなさい。読みおえたら。」
    全編を通じて「〜しなさい」という指示(命令)文が並んでいる。正直一度読んだだけでは読み解くことはできないのですが、自分の気分や立場など、置かれた状況によって響く言葉は異なるのだろうと思わせる本。
    再読必須。、

  • これがオノ・ヨーコワールドなのか。
    ガツンと洗礼を受けたかんじ
    感覚で感じる本。

    きっといつか自分なりにの解釈を見出せる気がする
    大人の本。

    _φ(・_・
    立ちつくしなさい。
    夕暮れの光の中に。

    握手をしなさい。
    できるだけたくさんの人と。
    ...
    素敵な握手にしなさい。


    道を開けなさい。風のために。

  • 中学生の頃、当時の親友に誕生日プレゼントとしてこの本を貰った。この本をチョイスしたその子のセンスに脱帽。

  • 勢いのまま過ぎ去る人間社会の濁流に付和雷同し、くだらないことでメディアに囃し立てられ誹謗中傷を匿名で書いたり、写真を撮るために贅沢な食べ物を注文し食べずに捨てるような事が横暴している。
    そんな事したくない。
    絶え間なく続く戦争も権力同士のつっぱりなだけなんだよね。
    読後、燃やせなかった。またふと思った時に手に取りたい。

    送りつけた粉を何人の友達が保存しておいてくれるのだろう。不安になった。

  • なんとなくでさらさら読んでしまいました。
    かっこいいな…くらいしか感じなかったけど、今読めばまた変わるのだろうか。

  • ジョン・レノンの「イマジン」は、この本にインスパイアされて作られたものだという。

    想像しなさい。
    西から東へ
    一匹の金魚が空を泳いでいくところを。

    いろんなイメージを「想像しなさい」「こうしてみなさい」と勧められる。
    それはとても詩的なイメージだ。

    その分、難解でもある。
    この本がここまで素晴らしいとされる理由を、まだ理解できていない。


    この本を燃やしなさい。
    読み終えたら。

    この言葉にこたえるまでに、まだ何度か読み返さなければならないようだ。

  • 写真が美しい。
    文章はあまり響かなかったが、文章と写真の空気感が凛としていて心地よかった。

    『立ちつくしなさい。
    夕暮れの光の中に。
    あなたが透明になってしまうまで。』

  • 初めて手に取った詩集。

    素敵な写真も添えられているため、
    10分あれば読める作品。

    オノヨーコの言葉を汲み取れたかどうかは分からない。
    また3年後に読んでみると、
    今回味わったものと違った感じ方をするのかなとも思った。

著者プロフィール

アーティスト、政治活動家。数々のアヴァンギャルド・アート、音楽、映画の作品で知られる。著作には『グレープフルーツ』、『見えない花』などがある。

「2015年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

オノ・ヨーコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×