テロリストのパラソル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3335
感想 : 430
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638173

感想・レビュー・書評

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  • ☆3

  • ちょっと前に人から藤原伊織を勧められたので代表作であるこちらを読んでみる。個人的にはあまり肌に合わない作家かなぁ。会話の軽妙さ・洒脱さ、人物造形はよいけれど。

  • 紛失して3回目の購入。そして再読。
    新宿中央公園爆破事件があったときに話題になって興味を持ちました。
    アル中のバーテンダーが新宿中央公園で爆破テロに居合わせてしまい、否応無しに事件に巻き込まれてしまう。次第に分かってゆく事件と自身との関連・・・。
    主人公の島村は浮浪者すれすれの酔っ払いなんだけども、ひたすらかっこいい。かっこいいアル中を書かせたら天下一品です。

  • 名作。高校の頃に読んで以来、何度読んだかわかりません。名台詞もたくさん。一文が短い文体、シンプルで好きです。ラストの掛け合いは、いつ読んでもグッときます。

  • 乱歩賞・直木賞同時受賞のふれこみで、確かにストーリー、キャラクター設定等々しっかりした作品。先の読めない展開も読ませます。しかし最後のオチが、動機がひどすぎないか。この手のハードボイルドものってこういう事で許されるのか??

  • 1998.9.10〜13 読了

  • 表紙が古いから自分からは絶対、手に取らなかったろうけど、だいぶ楽しめた。ミステリーは私好きみたい。

  • 久々に電車乗り過ごし奴。会話がいい。あと常に
    漂ってる感傷的な雰囲気がいい。がっつりもって
    かれました。持ってくなつったのに無理だった。

  • アル中ってかっこ良かったっけ?と思うほどに菊池さんが素敵でした♪最初はダメなおっさんなのかと思いきや、洞察力も行動力も交渉力に長けていて、次々出てくる新事実や突き止められていく繋がりが面白くて中盤から一気読みでした。結局若い女の子まで虜にしちゃって…最後は酷すぎない結末で安心できました。そんな理由で爆破する?って思ったけど人を狂気に向かわせる切欠はやっぱり壮絶なのかもしれないし、実は誰にでもある分岐点なのかもしれない…有能な人だからこそ間違えないで欲しかったなぁ、と思います。

  • 初めての藤原伊織作品。 きっかけは某新聞の読書欄。イオリストを自認する某作家による推薦。 予想を裏切る衝撃のラストとかはないし、ハードボイルドは趣味ではないけれど、主役が中年のオジサンということもあってか、適度に情けない姿が想像できて、安心できる面白さ。 なるほど、江戸川乱歩賞と直木賞なのね。

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著者プロフィール

1948年大阪府生まれ。東京大学仏文科卒。85年「ダックスフントのワープ」ですばる文学賞を受賞。95年「テロリストのパラソル」で江戸川乱歩賞、同作品で翌年直木賞を受賞。洗練されたハードボイルドの書き手として多くの読者を惹きつけた。2007年5月17日逝去。

「2023年 『ダナエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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