- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062638647
感想・レビュー・書評
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盛り上がってきました。
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田文を孫臏に託し周に旅立つ白圭。
そして田文はついに実父・田嬰と対面。師・孫臏に導かれその才覚を伸ばしていく。個性豊かな食客たちが若き田文の人柄と知性に惹かれ彼の元に集い活躍する様子は、養父・白圭と重なる爽快さがある。
三巻で一番の見所は孫臏の兵法が冴え渡る「馬陵の戦い」。
大局を俯瞰する視野の広さ、因縁のライバル・龐涓の心理まで読みきった戦術。
ラストの決着シーンはシビれるほどの鮮やかさ。 -
やっと主人公田文が活躍し始める。 ただこの巻の主人公は孫子。田文周りの登場人物が光る。次に行きます。
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1巻目からの風洪/白圭編がついに終わり、孫ピン編といった感じの3巻目。
おもしろくてどんどん読んでしまう。 -
いつの世も保身へ向けた謀は醜いけど必ずありますね。その中でギリギリのところでかわすのはやはり天命なのか、それとも、人知の範囲なのか。その差が思いの強さと徳なのか。
あと、「狗猛ければ則ち酒酸くして售れず」は考えさせられた。身につまされる思い。 -
上海への日帰り出張の飛行機で、居眠りをせずに読み通しました。田文(後の孟掌君)が漸く主役に躍り出て、師の孫鋤リに導かれてそのもてる才能を次第に開花させる田文。やがて、育ての父から実の父、母に認められて実家の貴人の田嬰の子に戻ったが、ますますその活躍の場を広げ、周りには彼の人柄を慕うようにさまざまな人が集い、彼を助けていく。危機に陥るも素直な性格そのままにまっすぐ物事に取り組み、難局を乗り切って、戦国の世の中を泳ぎ切っていく姿は爽やかである。
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まだまだまだ主人公の筈の孟嘗君は赤ん坊です。逆にそれが新鮮で楽しくもあります。