すべて死者は横たわる (講談社文庫 う 28-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638715

作品紹介・あらすじ

銃砲規制法案を巡って、今、テキサスは熱かった。モリーは上院を取材中、憎むべき男の姿を目にした。28年前、愛する父の不可解な死を自殺と片づけた保安官だった。おぞましい記憶とともに復讐の思いがたぎる。一方、賛成派・反対派がしのぎを削る議会では恐るべき陰謀が進んでいた。ウォーカーの最高傑作登場。

感想・レビュー・書評

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  • 最後までテンポ良く楽しめます。
    込み入った人間関係もなく、気楽に読めるので、息抜きにイイですよ。
    二つのストーリーが少しずつ絡み合って、最後に重なる所はいいのですが…
    最後に大勢の人を救う場面はもう少しドキドキ感があっても良かったかな。

  • 構成力が素晴らしい読み応えのある作品。
    ホームレスの話や銃携帯許可法の話、自分の父親の事件にクロッカーの下衆っぷり、丁寧に描かれていたし、きちんとつながっていた。
    ただ、主人公の人柄は人間離れしててあまり感情移入できなかった。
    完璧な人などいない、そして人はそのことを許すことができる、というまぁよくある美しいメッセージを中心にしているわけだけれど、、、
    真相だったり相手側の視点だったり、限界はあるにせよ理解することではじめて許せる、という事なのかなと思った。
    まぁことの発端は良い大人の不倫かと思うとどうもなぁ。

  • 事件記者モリー・ケイツシリーズ3作目。銃砲規制法案を巡るテキサス州でテロの噂が。ホームレスの女性が惨殺された。何か関係があるのか? 28年前に自殺したと断定された父親の死に納得がいかないモリーは新たに捜査を開始する。

    先へ先へと読ませる面白さはあるんだけど、前作『神の名のもとに』ほどではない。どの事件も散文的だし深みがないし。あれもこれもと詰め込み過ぎたのかもしれない。と読み終わってから感じた。元夫グレーディーとのからみも少なかった。

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