- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062649155
感想・レビュー・書評
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やっぱり文章が美しい。
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あさこの妖女っぷりが今いち理解できなかった。
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9、17、22、26、30、35歳の時の阿佐子を、その時に出会った男性が語るというスタイルの連作短編集。
同じ作者さんの「蜜月」の男女逆バージョンといった感じでしょうか。
また、血が繋がっていない弟、正実との関係は「レモン・インセスト」に似ている印象でした。
両方をミックスしたかのようなこの作品ですが、男性たちが語る阿佐子から並はずれて美しく、そこにいるだけで官能的だということしか伝わってこなくて、最後まで阿佐子のことがよく理解できず全く魅力を感じることができなかった。 -
類希な美しさを持ち、男性を惹き付けずにはいられない阿佐子。9,17,22,26,30,35歳の阿佐子をそれぞれ異なる男性の視線で語られる。
著種は美し過ぎる故に生きにくい女性を描きたかったのか。
阿佐子が思い、意思が感じられず、少しいらいらした。
(図書館) -
成長するあさこが美しくても それだけでは幸せじゃないんだって思った
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時代を追っての構想は面白いが、エピローグに不自然さが残る。
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恋愛小説ってあまりいい終わり方しなくて、終わり方のパターンが決まっているような気がして好きじゃないと言ったら、そういう終わり方をしないのもたくさんあるのに、めぐり会っていないのはかわいそうと最近言われた。
本著も恋愛小説なんだろうと思いながら読み進めた。
で、本著は正確にはサスペンスが入った恋愛小説感じで、結末も恋愛小説のパターンのひとつ。