トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)

  • 講談社
2.56
  • (0)
  • (4)
  • (15)
  • (8)
  • (5)
本棚登録 : 73
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705851

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まず表紙の美しさに目を奪われてしまった。

    菊地秀行は初読みだったんだけど、めちゃくちゃ独特な文章だな…初手「GONと鳴った」はなかなか衝撃的だった。ネーミングセンスもSM城とか鞭丸とかすごい独特的。
    トレジャー・キャッスルというタイトル通り、城に隠されたお宝探しの冒険譚なんだけど、お宝より何より大蛇バトルの印象が強すぎる。刺客とか強盗とか主人公の使う武術とか全然どうでもいい。大蛇のほうがヤバいし問題すぎ(城址公園の観光客食われた疑惑あったよね!?)

    しかし、見つけたお宝で能登のお母さんの治療費出したらしいけど大判小判をどうやって換金したんだろ?

  • 最強ばーちゃん。
    そりゃ40代なんてまだまだ若いよね。
    いくらでもなんとかなる。
    結局あの蛇がなんだったのかはよくわからなかったな。
    どこか見落としているだろうか。

  • 「吸血鬼ハンターD」の作者さんか!
    なるほどこういう冒険ものが好きなのだな、と。

    イラストが濃くて、アニメの神撃のバハムートのような。

    予想外の展開だったけれど
    一番の予想外は祖母だろうか。 ついに父親の威厳が見られるか、と思ったのだけれど。。。

    主人公の意外にピュアで古風な考え方が微笑ましい。

    確かに、子供時代はこういったドキドキハラハラなぶっ飛んだ作品好きだったなぁ。。
    今は冷静に突込みをいれてしまう。。

  • 少年少女向けのミステリシリーズ。
    子供の頃の自分に読ませたい、をテーマに各作家さんが腕をふるった作品達。

    著者は、冒険活劇を読むのが好きだったんですね。

    武闘家の家に生まれた俺には、喧嘩が絶えない。
    女にモテる美男子丹野と、男にモテる資産家の美少女冬美。3人が巻き込まれる事件とは。
    因みにこの3人は中学生。すごい設定だわぁ。

  • 「おれ」は喧嘩の達人・中学三年生。今日の決闘の舞台は、おれが住んでいるSM市にあるSM城趾。相手は金で雇われたプロの“喧嘩屋”ということで少々分が悪い。てなわけで、おれは早々に退散し武器蔵に逃げ込んだ。と、そこに見たことのある面々が…。イケメン丹野、文学少年能登、美少女の冬美。みな同級生だ。能登が口を開いた。「僕はこの城の何処かに今も眠ってる宝を探してるんだ。」一攫千金を夢見て、おれたちは一緒に宝探しをすることになったのだが…。何者かの襲撃、そして―怪物!?どうやらこの城には歴史の裏に隠された、いわくありげな秘密がありそうだ。本当に宝はあるのだろうか?おれたちは宝を手に入れることができるのか。

  • とっても久しぶりの菊池秀行さん。あまりのふりがなの多さ(笑)と唐突な設定に、最初は読みにくいなぁと思ってたのですが、途中からぐんぐん一気に読んでしまいました。ミステリランドっぽくはなかったですが、楽しめました。

  • ミステリーランド最終巻なのに、なぜか地元の図書館には納本されてない。
    いつか入るだろう入るだろうと待ってたんだけど、一向に入らない。なんでだ!?
    と思ってたら、神保町で800円で見つけただよ! うれしーい。

    武闘系硬派男子中学生の「おれ」が、眼鏡優等生、セレブ美少女、タラシ美少年の友人たちと、地元の城跡で宝探しをする正しい冒険小説。
    携帯とか出てくるのに、なんとも昭和の香りがw
    菊地先生ですので、バイオレンスの香りも。
    なんかブクログ的にはあんまり評判良くないみたいだけど、どり的には愉快痛快で面白かったですよ。

  • 文体に馴染めなかった。

  • ガキに見えないガキどもが危険な冒険。

    簡単に読めすぎて読んだことすら忘れてました。

    (2011年?月?日読了)

  • ミステリーランド・シリーズ。バイオレンスとエロと
    伝奇の一人者と知られる作者と少年向けのジュブナイル
    とがどうも結びつかないw。でも、ある意味背伸びしてる
    中学生あたりが読んだら、結構ハマるのかも。
    全てが大雑把で荒唐無稽な設定と展開w。滅茶苦茶に強い
    武道家、視界に入る全ての女を口説くイケメン、頭脳明晰で
    容姿端麗のスーパー金持ちの美女...全て中学生w。
    最初から最後まで徹底的に非日常のワクワク感。
    B級...いやC級のチープなアクションものが持つ、
    ダメな人は全く受け付けない「アノ感じ」ですね。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菊地秀行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×