- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062730716
感想・レビュー・書評
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2/12 日曜の夜に読み始めてはいけない本でした。イッキ読み。なぜ今朝子さんの人物造形はこんなにも深いのだろう。仲蔵がひどい目に遭うたび「ガンバレ」と応援しながら読んでいた。それぞれの人物との生涯通じての関わり方に感じるところがあった。一生を一冊でうまくまとめていたところもすばらしい。
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<FONT COLOR=#000066><B>仲蔵という芸名壱本で、七両取りの稲荷町から千両役者にまで上り詰めた。この後お前さんのような役者は、もう二度と出ねえよ</B></FONT><BR><BR>
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孤児に生まれた歌舞伎役者、中村仲蔵の一代記。舞台は安永から天明期の江戸時代で、老中田沼意次の栄枯盛衰、浅間山の噴火や一揆の多発など、幕末の動乱に続く不安定な時代。この時代にあって、最後まで「仲蔵」という名と自身の芸のみに依って歌舞伎の頂点を極め、激動の人生を送った仲蔵。複雑で不安定な社会と、それに翻弄されながらも真直ぐな人生を送った仲蔵の対比が楽しめました。
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歌舞伎役者中村仲蔵の一代記。名前は聞くけど名門出でないのに成功した役者、ということしか知らなかったので読んでみました。当時の芝居興行のシステムとか、複数の小屋(座)の関係、現代では名門となっている梨園の家系が出来上がっていく様ななんかも面白いです。
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江戸時代の歌舞伎役者が主人公のお話。萩尾さんが解説なので買ったけど読めないかも・・・
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面白い。一気に読んだ。これを呼んでから定九郎の場面を見たい、と思うようになった。江戸の昔に、二荒山神社に巡業に来たという記述があって、江戸の宇都宮の人も芝居を見たのか、と思ったらやっぱり歌舞伎っていいなぁって思った。