さかだち日記 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 160
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734332

作品紹介・あらすじ

酒が飲みたくて近所の酒屋の自販機前。ビールしかないので、買わずに帰宅。その理由は「ビールを酒とは認めない」。作家活動の傍ら、劇団を主宰し、バンドではギターを手に声を張り上げる、マルチな異才が、耽溺するお酒と訣別すべく綴った酒断ち日記。作家・野坂昭如との「禁酒」&「バイアグラ」対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • お酒飲んでないかどうかわからんくらいやな。

  • ひと昔前、過ぎた酒飲みも今程危険視されていなかったなあ。今ではアル中、依存症と社会問題の1つだけれど。酩酊状態で生まれた文学作品もあるのかも知れない。

  • 壊れた日常。ちょっとうらやましい。

  • 中島らもの1年間の日記を文章で書き綴った作品。ひとこと、生前の中島らもは忙しい!執筆、演劇、そしてライブ。作家の日常とはこんなものなのか、とても気になってたけど、この人のは参考にならんなぁ。

  •  「さかだち日記」は「酒断日記」だという。アル中で死にそうになって酒を3年やめてって話だけど、実は日記の中ではちょっとだけど飲んでいる。でも、かなり破滅的な生活をしながら、それでも酒だけには手を出さずに宴会や馬鹿騒ぎを続ける姿は、むしろ求道的だ。
     しかし、こういうのを読んでいると、叫び出したくなるくらいうらやましくなって困る。うらやましがっても仕方がないことなのだが。

  • 酒が勝ったり、俺が負けたりだ。

  • いやー面白い。
    本来の意味でも、誤った意味でも中島らもは「破天荒」な方で、ハラヒレホロでぶっ飛んでいる。
    これは彼が酒を断ちを宣言し、酒の誘惑に時には勝ち、時には負けながら、忙しい毎日を面白く過ごしている日々の日記。
    何度も言うが、ほんまおもろい!

  • 頑張ってます。

  • 楽しいけど、ほんとはいろいろある。

  • ああ、これぞらもさん。めちゃくちゃです。最後の対談なんて、ほんとにこいつら何やってんだ、って感じです。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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