OUT 上 (講談社文庫 き 32-3)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734479

感想・レビュー・書評

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  • 2023.3.20読了
    3.5
    個人的に1番関わりたくないタイプは、邦子みたいな人。

  • 全体的に暗い!
    登場人物に幸せな人が一人もいない。
    それに、誰もが自分のことに精一杯で、誰も信じられない関係。
    日々の生活に疲れ、何もかもを諦めきったような主人公……危険な道へ踏み出してしまった主婦達のこれからがとても気になります。きっと幸せな結末にはならないと思うけど、このまま捕まって終わりって結末にはしてほしくないな。

  • 深夜の弁当工場で働く4人の主婦たち‥この中のひとりが夫を殺害し、それを隠蔽するために他3人が遺体をバラバラにして遺棄した‥。設定に現実味は感じられませんが、次の展開が気になって一気読みしました!事件の真相はどんな過程を経て、この4人がどうなるか‥また、4人の家族はとうなるか‥下巻が楽しみです。

  • まるでエレベーターに乗ってしまったような、逃げることもできず、目的地まではもうおりられないのにどんどん人が乗ってきて、どんどん悪い予感が、出来事が目の前まで迫ってくる嫌な感じ。読み進めていった、あっという間の上巻。

  • 譲れないものとお金

  • 死体解体するとき気持ち悪くなった、、

  • 上巻を読み終えた時点では
    先が見えない
    下巻も読みたくなる

  • パートで知り合った4人の主婦、その1人が旦那を殺してしまう。一人一人の複雑な事情がありその事件にたずさわってしまう。
    グロテスクな表現もあり好き嫌いが別れるところだが、ホラー好きの自分は大好きだ。早く下を読みたい。


  • 下巻にまとめて

  • 東京の端の食品工場で仲が良い訳でも信頼しあってる訳でもない主婦4人がある犯罪を犯しその罪の意識をどう処理していくのかという話

    まず主婦のキャラクターが際立っています
    こういう人いるいる、とリアリティを深め臨場感となって読者に迫ります

    以前から女性の方が困難に立ち向かう気力はあると思っていましたが確信へと変わりました
    目の前の起こってしまった状況に対する覚悟を決める潔さは説得力があります

    終盤の展開が女性にしか分からないものなのでしょうか、少し想像と違いましたがある意味物語としては有終の美を飾ったと思います

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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