- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735933
感想・レビュー・書評
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占星術をモデルとして占いが当たる仕組みを解き明かした一冊。オカルトにも科学にも偏らないよう論をすすめる真摯な態度が印象的。心理学的占星術と古典占星術を止揚したその先にあるのは、空からのささやきに満ちた一つなぎの世界。
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メディアなどを通じて心理占星術を幅広く紹介している著者が、みずからの来歴を振り返りつつ、占星術とどのように向き合ってきたのかを語っています。
「僕は、この自分のなかの「占い師」と「懐疑主義者」のどちらにも転ばないようにしながら、その間の細い道をなんとかふんばって歩いてきたような気がするのだ」と語る著者は、ゴークランを中心とする占星術の科学的な検証の結果について解説しながら、科学的な事実以上に、占いを求める人間の心に寄り添うためのツールとして、占星術という営みを見つめようとしているのではないかと思います。
なお、「解説」を執筆しているのは、社会学者の宮台真司です。宮台は、「体験」と「客観的現実」を異なる位相とした上で、心理占星術が「体験」の法則性にかかわるものだと主張しています。 -
占星術研究家・鏡リュウジ氏が「占いはなぜ当たるのか?」に挑む本。科学的な検証が行われた例についても紹介されていたり、占星術のプロの本音がみえたりと面白いところ多数。占星術解説書ではないものの占星術の基礎要素については多少の説明があり、この点は大きくは変わらないまでも、人によって見解や体験が違ってくるので表現が様々になる部分、鏡氏のそれが読めてまた面白い(別書ではがっつり説明されてるのかもですが)。また心理占星術について、古典占星術についても触れられている。占星術研究家でも、占星術によって決められることに抵抗ありな一面がある、という点は、なんか自分と同じでちょっと嬉しかったりした。
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これは占いの歴史や仕組みなどがとても詳しく載っていて
ためになりました。おすすめです。 -
¥105