QED 百人一首の呪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1982
感想 : 268
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736077

感想・レビュー・書評

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  • 百人一首や、それらの意味深なところが好きな人にはとても面白い本なんだろう、、、、ミッシングリンクが見つかるようなワクワクを体験できた人には最高の小説なのでしょう。
    私にはよく分からず、推理小説として楽しむ本ではないなー、という感じ。
    そんで探偵としての桑原くんはよいけど、小松崎はガサツで馬鹿で要らんかった。

  • このシリーズは初読み。殺人事件の謎と、百人一首の謎を絡めた意欲作だが、百人一首の謎解きに主眼が置かれており、小説としての出来は星三つ

  • メインは百人一首を○○として読み解くというパズルで、殺人事件はオマケ的に扱われる。正直パズルの部分は読み飛ばしてしまった。縁なき衆生は度し難しと言うことで。

  • 高校時代これを読んで古典や民俗学の面白さに目覚めた。大好きな1冊。
    変人祟さんと凡人奈々ちゃんの関係性、嘘をくしゃみで見破るという(一応科学的に説明出来る)記者などみな個性豊かでどこかにいるんじゃないかと思っています。
    ダイイングメッセージの謎解きかと思いきや、百人一首の謎解きとなる曼荼羅は何回眺めてもにやにやできるつくり。大学の卒業論文のようです。

  • 解説でも語られている通り、ミステリの本筋の事件と百人一首そのものの謎に関連性が希薄だと感じる。百人一首の謎の方も、そもそもの謎が壮大過ぎることもあるからか解釈論的な要素しか感じられず、また肝心の事件の謎解きも…なんといったらいいか、確かに証言の相違点はすぐ気づけるくらいに読者に対してフェアではあるんだけど、そういう特異な性質を持った登場人物が物語の肝だったりすると、恣意的過ぎて興ざめというか、平たく言ってしまえばいや都合良すぎでしょって。妙に冷めてみてしまったり。小説とか物語の創作は大抵が作者の都合なのだから当然といえば当然ということはわかっているんだけど。

  • 百人一首の解釈には納得するところが多く良かったのだが、肝心の殺人事件の推理には何故?どうして?都合良くない?と全く納得できなかった。
    五芒星も大雑把すぎるとガックリときてしまった。残念

  • 友達から勧められて。
    百人一種の謎の考察とおまけで事件の解決
    結構分厚いため読み始めるのにガッツがいります。
    シリーズものでそれぞれ歴史的な謎に対する考察と現実の事件の解決となっています。
    日光東照宮の話(何巻か忘れました)とか実際そうなのか確かめたくなります。
    また主人公が薬剤師なのもお気に入りです。

  • 難しくてついていけなかった。ロジカルだが説明色が強く、没頭はできなかった。

  • 他の方のレビューでもよく書かれているとおり、百人一首の謎解きと、殺人事件の謎解きとのリンクがいまひとつで、それがしっくりこない読後感につながりました。
    曼荼羅も、百人一首を全部覚えていない上に詠み人はさらに覚えていないので、早足に通り過ぎてしまいました。

  • 蘊蓄が面白かった。本当かな?という印象。

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「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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