- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062748308
作品紹介・あらすじ
幕末一のモテ男 新選組副長・土方歳三
新選組副長にして幕末一のモテ男・土方歳三。賊軍とされて京を追われ、江戸から末期の地となる蝦夷(えぞ)へ敗走しつつも、歳三は常に信じる道を突き進んだ。命を削る戦いの中で女を泣かせ、だが多くの女を惹きつけた志士の生き様を、鳥羽・伏見の戦いから慶応5年5月のその日まで、情感豊かに描く傑作長編時代小説。
感想・レビュー・書評
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鬼の副長として斬り捨てまくっていた土方歳三ではなく、潮目が変わり負け組になりつつ北へと活路を見出だす時代が描かれて、新しい土方歳三を知れた感じだ。ある意味悪役でもある彼が今も人の心を惹き付けるのは、自分の中で筋を通しまくって散っていく生き様が魅力的に映るからなのでしょう。
もっと幕末の人物や歴史を掘り下げたい気持ちにまりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新選組関係は難しい。著者には初挑戦だったらしいこちらは、残念ながら史実の取捨選択と並べにあっぷあっぷという感じを与える。謙遜とはいえ、ご本人も後がきでそう言ってるからあながち間違いでもないと思う。
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■幕末一のモテ男 新選組副長・土方歳三
新選組副長にして幕末一のモテ男・土方歳三。賊軍とされて京を追われ、江戸から末期の地となる蝦夷(えぞ)へ敗走しつつも、歳三は常に信じる道を突き進んだ。命を削る戦いの中で女を泣かせ、だが多くの女を惹きつけた志士の生き様を、鳥羽・伏見の戦いから慶応5年5月のその日まで、情感豊かに描く傑作長編時代小説。
■■さらりとした印象しか残らなかった。ってか戦闘シーンとか仲間を失って哀しみを乗り越えるシーンとかほとんどない。かなりあっさり。流山の近藤さんの決別シーンはまあまあ可愛かった。けど訃報を知らされたときに悲哀と女を秤にかけるシーンはちょっとなぁ・・・。っていうか、う~ん、物足りない。歴史的背景描写ばかりが多くて、土方さんの内面が軽い。つか、テーマは土方さんと女の交流。函館にまでついてくるとは。伊庭さんが出張ってて、かわいかったです。 -
本当に久しぶりに新選組物を読んだ。
筆者が土方が好きだと公言されていたと思うが、好きなんだなあと伝わり、本当に優しい土方歳三が書かれています。あと、伊庭八郎嫌な奴だと思っていたが、ここの伊庭はかっこいいです。 -
あとがきに、はじめて書いた長編に加筆したものだとあるのを見て、なるほどそういうことかと納得。そうと分かれば、北原さんにもそんな頃があったのかと、それはそれで貴重な体験になった。
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残念ながらまったく内容の記憶がない。(2021.9.24)
※2006.2.15購入@東京駅構内の書店
2006.3.6読書開始
2006.3.12読了
2007.12.9売却済み -
新撰組本、図書館でゲット。
土方歳三と新撰組の話だけど、結構フィクション混じりかつ、最初から伏見戦争。新撰組滅亡の道。
土方歳三が「賊軍の汚名を灌ぐため」に時代を駆け抜けるのだが、なんでか読みにくくて時間がかかった。どうもこの辺は体制が変わる時期だから時勢を追うのが大変だ。
あと、美乃という女キャラクターがかなり出張っていてドラマチックだし嫌いなキャラじゃないけど、新撰組モノとしてはどうかなぁとか。さらっと局長や沖田が死んだ割にね。
松本良順先生がすごくいい人だったのはナイス。
結構知らない人がたくさん出てきてWikipedia片手に読みまして、コロナが落ち着いたら、改めて五稜郭に行きたいですなぁ。 -
土方さんの伊庭八郎や松本良順との会話が
面白いと思いました。