暗く聖なる夜(上) (講談社文庫)

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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751841

感想・レビュー・書評

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  • ロス市警を退職して、私立探偵になったボッシュ。それでも事件が彼を離さないんですね。

    上巻では、話のホンのさわり。解決編は、下巻に期待です。

  • 評価は下巻で。
    面白かった。映画制作スタッフとFBI捜査官の殺害、撮影所からの巨額強盗などが巨大な秘密へと繋がって行く。下巻もすぐ読む。

  • 人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    ハリウッド署の刑事を退職し、私立探偵となったボッシュには、どうしても心残りな未解決事件があった。ある若い女性の殺人と、その捜査中目の前で映画のロケ現場から奪われた200万ドル強盗。独自に捜査することを決心した途端にかかる大きな圧力、妨害…事件の裏にはいったい何が隠されているのか。

    感想は下巻で

    Lost night by Michael Connelly

  • 「夜より暗き闇」の後の「シティーオブボーン」を読まずに「暗く聖なる夜」に取り掛かったので、ボッシュがロサンジェルス市警を辞めて私立探偵になったことを知らず、戸惑った。
    やはりシリーズものは順に読むべきと反省。

    それでも、私立探偵となったボッシュの信条、「この世におけるわたしの使命は、バッジがあろうとなかろうと、死者の代弁をすることなのだ(37ページ)」にいきなりノックアウトされ、過去に担当した未解決事件の独自捜査にのめり込んでいくボッシュにつられて、こちらもどんどんハリー・ボッシュのハードボイルドな世界にのめり込んでしまった。

    映画会社に勤めていた「アンジェラ・ベントン」殺害事件と小道具として運ばれてきた現金二百万ドルの強奪事件の行方も気になるが、ボッシュの元妻エレノア・ウィッシュが何を隠しているのかも実に気になるところ。

    下巻が楽しみ。

  • 前作の終わりが衝撃的だったので、
    どうしたかと思っていたら、刑事を引退していたので、
    ちょっとがっかり。
    できれば、刑事を続けてほしかった。

    でもバッジがなくても、相変わらずストーリー展開は面白くて、
    懐かしいFBI捜査官リンデルが出てきたりして面白かった。
    (下巻に続く)

  • 「夜より暗き闇」の後に読みました。
    「シティーオブボーン」が間に入るのね。
    だいぶ前に。「シティー 」を読んだので、
    忘れてしまったわ。今度読み直そうっと。
    「夜より」が、なんとなく暗さを残した終わり方
    だったので、これは、すごく、救われました。
    へへ、やっぱり気になる、エレノアウィッシュ。
    以下、下巻へ続く。

  • コナリーのシリーズ本の9作目。IN Pocket 2005年総合ランキング第1位、このミス2006年代2位という帯に惹かれて購入。しかし、最初からとっても読みやすく、ぐいぐい引き込まれる。上下巻を一気に読める。

  • 冒頭の文章「心に刻まれたものはけっして消えない。」に
    わたしもまたやられてしまったのでした!
    シリーズ9作目

  • ボッシュのシリーズ9作目。
    ロス市警を辞めて1年になるハリー・ボッシュが心残りのある事件を追って活躍します。
    映画会社に勤めていた若い女性が殺された事件を捜査していた時、映画撮影の場で200万ドル強奪事件に遭遇、銃撃にも加わったボッシュ。
    ところが強奪事件が大きすぎたために管轄が変わり、目撃したにもかかわらず捜査から外されていました。
    その後、女性の事件が何の進展もなく放置されていることを知り、新たに証拠を調べ始めます。
    事件に関わった元刑事が今は半身不随になっているのを訪ねたボッシュに市警とFBIから妨害が入り、そうなると止めるどころか絶対に後に引かないのがボッシュ。

    原著は03年、日本では05年9月発行の本です。
    刑事を辞めたために前ほどぴりぴりしていないような〜はじめのうちは展開も緩やか。
    運命の女性エレノアとの再会も丁寧に、じりじりと描かれます。
    半身付随の元刑事とその妻との出会いも描写が生半可でなく、この作者の鋭さを感じます。
    そういえば、このシリーズは有能で魅力的な女性が意外なほど、たくさん出てくるのです。現実を反映しているのでしょうか?

著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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