一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752718

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに沢木さんの紀行文を読めて面白かった。「深夜特急」ほどダイナミックではないが、こちらも旅している気分になれるのはさすが。

  • 旅の楽しさを教えてくれた人にお借りして。
    いつか一号線を北上して想い出のハノイにたどり着きたい。

  • ベトナムやヨーロッパの旅行記。
    ボクシングの著述もあるが、興味がないのでそこはあまり面白くなかった。とはいえ、やはり旅の部分はリアルで面白い。

  • 160515読了

  • 2015.10.3読了
    筆者が、旅のさなか読んでいた「浮雲」のルートと交差するような場面がなかなか気に入っている。ときどきある。そういうこと。
    賢明かつ聡明な沢木耕太郎だから、なしうる旅。

  • 深夜特急シリーズの沢木さんの作品です、ベトナムを縦断します。

    旅のスタイルが深夜特急のものから少し変化しており、この旅の中でも変わっていきます、ちょっと淋しい。

    ただ、多くの旅本作家さんがテーマにする旅の終わり方やスタイルの変化について、最後は沢木さんらしい結論に至っており、これからも沢木さんの旅を感じられそうで安心しました。

  • ベトナムをホーチミンからハノイまでバスで移動する話し。

    それはそれで興味があるのですが、著者の年齢のせいだと思うのですが、深夜特急なんかと比べると圧倒的にみずみずしさがない感じ。まあ、50歳を越えての作品なので仕方ないでしょうが。

    読んでも、ベトナムに行きたい!と思えなかったのがちょっと残念です。
    ただ、巻末の高峰秀子との対談は面白かったです。

  • 深夜特急の熱で書いたヴェトナム日記。深夜特急よりクォリティーに劣るものの、あの思い出は色褪せず。気楽に読めるところがおすすめ。

  • 自分がベトナムを旅行した後に読んだので、しってるホテルの名前が出てきたりしてなんだか嬉しくなった。
    沢木さんが訪れたときと今のベトナムは全然違うんだろうけど、今では行くことのできない昔のベトナムを追体験しているような気分。
    沢木さんの旅行記を読むと、やっぱり旅に出たくなる。

  • 50歳の旅。
    深夜特急を嫌でも連想してしまうところ。
    50になって昔のような無鉄砲さや、みずみずしさが無くなってしまったのは、やはりファンとしては悲しいところ。

    しかし本質は変わっていない。そこが堪らなく嬉しくなる。
    こんな風に歳を取りたいな、と思うわけだ。

    老齢でもなく、青年でもない、壮年期の旅とはなんなのだろうか。
    まだわからないな。
    まだ深夜特急世代なのだ。

  • 深夜特急のファンにとっては、歳をとった沢木耕太郎の旅はちょっとせつない。
    でも、個人的にはベトナムが好きなので楽しめました。

  • 対抗して「一号線を南下せよ」を敢行!!

    実際に行ってみると、描写と全然違うことも多々あるが、そのギャップを感じるのも醍醐味だと思う。

    マジェスティクにはいつかリベンジしてやる!!

  • 深夜特急その後 沢木耕太郎が深夜特急から歳を重ね、再び一人旅を始める 全体を通じてどうしても旅慣れた感じを受けてしまい、前回とは決定的に違う本作 作者自身の感覚も変わってきているようで、一人旅のバックパッカーよりツアー客を「いいなぁ」と思ってしまうというところが深夜特急に熱中した者としては少し悲しい だが、当然そのままでは終わらない 深夜特急という青年期を過ぎ、それでも「夢見た旅」を求める作者の姿に、少し昔を懐かしむ自分を感じてしまったりしまわなかったり 少しの寂しさを抱えて、自分が北上すべき一号線を探したくなる一冊
    Coyote No.8、Switch 2005年12月号の沢木耕太郎特集を合わせて読んでみるのもなかなかです

著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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