- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062753982
作品紹介・あらすじ
警察小説進化論!
ST「色シリーズ」――待望の文庫化、始動!
心霊テレビ番組の収録中、スタッフが首を骨折して死亡した。密室での出来事は事故死と処理されかけたが、警視庁科学特捜班は殺人の可能性を追う。スタッフ間の反目、霊能者、タレントらの人間関係が入り組む事件の真相は――。警察小説の名手が放つ、ST文書担当の青山翔が活躍する「色」シリーズ第1弾!
感想・レビュー・書評
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一癖も二癖もある特殊能力のメンバーを集めた科学捜査班が事件を解決していくのだが、彼らが捜査の前面に出るなんてなんか変な感じだし、そもそもこの捜査班に現実感が無い。取りまとめをする百合根刑事もなんだか自信のないふらふらした人だし、そのせいか話の展開に締まりがない。霊現象の撮影現場で起こった死亡事件自体のトリックもうーんて感じかな。
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STシリーズ4作目。この作品以降「色」シリーズとなりSTメンバーの一人ひとりにスポットをあてた作品がつづくようです。1作目はタイトルの通り”青”山をメインにすえた物語。
とはいえSTのほかの4人の活躍も十分描かれており、思いのほか青山が前面に出ている感はなかったかなと感じました。やはりSTは5人の力が発揮・結集されてこそなのだなと思います。この点は前作「黒いモスクワ」で黒崎がSTを抜けるかもしれない、という話しが交わされた場面で百合根がいった「この5人だからこそのST」というセリフそのままかもしれません。
それにしても作品から感じる青山の風貌はどことなくスクープシリーズの布施を彷彿とさせますね。飄々としてとらえどころのない感じ、それでいて見るべきところはちゃんと見ていて、いつの間にか事件の真相に近づいているあたりは瓜二つって感じです。 -
前半で犯人の目星がついてしまう展開と、少々出来すぎた終盤のトリックが興ざめである。
切り立った崖の上で犯人を追及し、追及された犯人がすべて必要以上にベロってしまうかのごく絵に描いたようなストーリー。
昼間にお茶の間で放送している刑事ものそっくりだと思ったら実際にシリーズがドラマ化されていることを知る。 -
色シリーズ1作目
もちろん青山が中心で物語はすすみますが
やはり俺が気になるのはキャップこと百合根警部殿
着実に成長しているところが嬉しくもあるけどまだまだイラっとさせるところもたくさんあって絶妙な塩梅ですのよ
さすがは今野敏さん! -
さらにSTの面々のキャラがたって、楽しくサラッと読めた。次が楽しみ。
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STメンバーの中では青山くんが一番好き。
話し方がカワイイ。
ストーリー的にはいまひとつだけど、読みやすくてサクサク読めた。 -
順番がよく判らなくて、とりあえず2冊目として青いのを。科学捜査と銘打ちながら、やっぱり科学要素が薄い気がしますね。メンバーの活躍も…。これだと、他の作家の科学物を上回れないのでは?
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容疑者集めて推理披露ってのがなんか陳腐な感じでもったいなかったな。
2019.1.20
15 -
ドラマと原作で青山さんの性別が違うのに驚き!
てっきりそのままだと思ってた。
ドラマが先だったからかな
私は志田未来さんの青山が好き。 -
子供から薦められて読んだ。
ミステリーとしては、なんだかなーと思うが、個性的な登場人物とその特技の設定は面白い。昔なら超能力と呼ばれていたものが、スペシャリストと呼ぶのは時代だな、