虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) (講談社文庫)
- 講談社 (2006年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062754613
感想・レビュー・書評
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短編集4冊の感想。
S&Mシリーズについては8編を立て続けに読むと外伝を読んでるみたいだった。
シリーズを読み終えて意外だったのは、萌絵ちゃんは犀川先生の引き立て役だと思っていたけど、必ずしもそうではないらしいということかな、、、。
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7つの短編。
ゲームの国回文のレベルが凄すぎて驚く。これ、森さんが自分で考えたものなんだろうね。凄いわ。回文を作るコツってあるのかしら?
でも、なんといっても一番好きなのは犀川&萌絵が登場する「いつ入れ替わった?」でしょう。
S&Mファンにはたまらないシチュエーションに、もう手足をバタバタするほど萌えまくり。
あ〜、読んでるこっちまで赤面です。 -
S&Mシリーズ目当て。
ひゃー犀川先生やりますね!
謎もトリックも良かったけどそれを上回る衝撃でした。
読むごとに2人の仲が発展していくのいいですね。 -
3+
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再読。短編集。覚えていた話と忘れていた話が半々ぐらいかな。犀川先生と萌絵ちゃんが出る話も収録。収録されている話の中で一番長い「トロイの木馬」がとても森先生らしい話だと感じられて好み。そして「いつ入れ替わった?」の犀川先生と萌絵ちゃんの可愛らしさといったら…。キャラ萌えにはたまらんねぇ。
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トロイの木馬は良かったけど、その他はありふれている
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虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) >> 『εに誓って』も途中なのに読み始めてしまった『虚空のマトリクス』断然、こっちの方が、私好みだぁ~
Gシリーズを『φは壊れたね』『θ(シータ)は遊んでくれたよ』『τになるまで待って』と読み進め、『εに誓って』にちょっとだけ触れたところで脱線して、手に取った『虚空の逆マトリクス』…タイトルの通り、読者が語り手に連れられて彷徨う世界は、まるで映画マトリクスのような虚空でした…これが現実になったら、経済活動はどうなるのだろう?と、疑問を浮かべながら、森先生ならではなの物語を味わいます。
この「少ない情報というピースを嵌めながら自分なりに背景を組み立てて行かなければならない」という不安な作業を、好きになれるか、好きになれないかが、森先生の作品を読み続けることができるか、できないかの境目なのだと思います。
この『虚空の逆マトリクス』のノベルズ版が発行されたのは、2003年、映画マトリックスが日本で公開されたのは、1999年ですから、やはり「トロイの木馬」は、映画マトリックスから影響を受けているのでしょうね。