燃える蜃気楼(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755221

感想・レビュー・書評

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  • おもしろくはあるのですが、あまり大きなドラマがなく、単調さを感じました。

  • シリーズ物だとは知らずここだけを読了。まだ続きがあるようで消化不良気味に終わる。歴史が苦手なので、史実通りなのであれば、物語を通して歴史を知れるのは良いと思う。

  • 第二次世界大戦に突入、各国で繰り広げられたであろう権謀術数の数々の様子がうかがい知れ、ますます物語にはまっていく。とあわせて、ホクトをめぐる恋愛模様にも目が離せない。

  • 「燃える蜃気楼」上下 逢坂剛読了。
    第二次世界大戦時スペインを舞台にしたイベリアシリーズ第三弾。本作品ドイツによるソビエト侵攻以降のジブラルタル海峡の覇権を巡る連合国と枢軸国による手に汗握る情報戦争がモチーフ。逢坂作品特徴の派手なシーンは鳴りを潜め暗躍するスパイ同士の知と知の静かなる戦いを物の見事に描き切る。主人公は日本軍部より派遣された貿易商を名乗るペルー国籍の日本人。目的は早期に有利な条件で和平を勝ち取る事。思惑が大きく狂ったのは遠い太平洋上ミッドウェイの海戦にて日本海軍が壊滅的な打撃を被った事。それにしても些細な史実より想像と創造のプロセスを経て歴史の闇にスポットをあてる。流石です☆彡

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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