ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755542

感想・レビュー・書評

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  • ノベルズの単行本かなんだが,三月に一冊というペースだ~密室状態のマンションで集団自殺が起こったが,部屋は宗教団体の所有で,死亡者4名は信者。しかし,目張りがいい加減で,指紋もなく,ガムテープの芯も残っておらず,睡眠薬とアルコールも摂取しているが,薬のパッケージも,コップもないのは不自然だ。4人の男女は交際中で,指導者は苦楽苑からの独立を模索している人物で,部屋の鍵も持っているが,鍵は掛けていないという。取り残された感覚の5人目の信徒は,STのメンバーである山吹才蔵の寺で禅修行を行いたいと申し出る~自分は邪魔者扱いされていて,殺されると思った人間が,睡眠薬で4人を眠らせ,七輪による一酸化炭素中毒で返り討ちにする?? 篠崎をもう少し絡ませたら良かったんじゃない? 篠崎と山縣が唆したようにすれば良いのに!

  • 少人数の容疑者を設定して、読者に犯人を考えさせる。答え合わせのなるほど感はあるけど、分かり易くて推理ものではない。

  • STシリーズ『黄』の主人公は山吹さん。実家がお寺の僧侶、第二化学担当の薬学の専門家。『学び 、考え 、悩み苦しんでも 、なかなか真実は見えてこない 。それは機が熟していない証拠だ。本当に機が熟せば 、自然と何かが見える。』と彼は言う。しかし、それを止めてしまっては何も見えない。悩み続ける先に何かが見えると思う。

  • 2015/4/2
    1日で読めちゃう。
    ドラマのこの回はいろいろと納得のいかないとこが多かったけど小説版は大丈夫。
    やっぱり犯人を無理に女に変えて山吹と恋愛がらみにさせたのはいただけない。
    山吹の過去を三枝さんがペラペラしゃべっちゃったのも違和感ありありだったし。
    そういうのは総じてドラマオリジナルだったんだなぁ

  • ST色シリーズ3作目は山吹さん。
    坐禅とか私には難しそうだけどちょっとやってみたい。

    変に傾倒し過ぎなければ宗教も悪くないと思うんだ。
    宗教の抱える問題が大きな事件を起こしてる世の中だから悪く考えがちだけど。(本編関係ありません)

  • これで色シリーズ完読!最後はこれまであんまり活躍が目立たなかった(私の中で)山吹さん。
    トリックはそうでもなかったけど、座禅に興味を持った。自分の精神面が強くなりそう。

  • 禅って何だろう?

  • やや苦手。

    「いまの若者は」という言葉がよく出てくる。そうだなあと思う点もある。

  • 密室状態のマンションの一室で、若者4人の死体が発見される。彼らは皆新興宗教団体の信者たちだった。集団自殺と片付けられかけたが、STは他殺の可能性を追う。入り組んだ宗教団体内の人間関係と、揺れ動く人間心理。僧籍をもつST山吹が、事件だけでなく人の心の裏側を解く。

    第三弾、山吹さんお当番回。キャップ、坐禅体験する。

  • このシリーズは面白い。著者の新境地か

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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