- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062756853
感想・レビュー・書評
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篤姫が姑として苦悩や嫉妬する姿には人間らしくて好感を持てました。ただの聖人君子よりも人として魅力を感じました。滝山も幾島もやっぱり素敵で、どろどろとした女の世界で登りつめる人とは、強く広くなくてはならないんだなぁ~と改めて思いました。
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9784062756853 414p 2008・8・1 22刷
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大河ドラマ篤姫のあらすじや人物相関などをネットで調べてから読んだら、断然面白くなってきた。幕末の世を生きた篤姫、戦国の世を生きた江。続けて読むと、自分も強く、自分らしく生きなきゃと感じる。本当は和宮の半生の方が興味があるんだけど…
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【FIGARO japon】
08 12/20号
P.44〜45掲載
大河ドラマ・篤姫 関連著書が中心。紹介著書の中の1冊 -
大河ドラマの印象が強かったので、篤姫は外の情勢に詳しく、政治的な判断を何か下していたのかと思っていた。
でも恐らくその実態は、この小説で描かれているように外の情報が入ってくる事も少なく、彼女の徳川での活動のほとんどは大奥内でのいざこざに終始したのだろうと思った。
そういう意味では、正直がっかりした感はある。
しかしながら、作者の「日本の歴史から女性が無視されてきた」という最後のコメントから伺えるように、当時の女性が公の場で影響力を持つ事は非常に難しかったのだろう。だとするなら、大奥の長になることが、この時代に女性としての最高の出世であると思うし、そこを統率し続けた篤姫はやっぱりそれに値する女性だったのだと思った。
「於一は男に生まれたらよかった」と、自分も思わずにはいられなかったけど。
明治になってから、色々といざこざのあった和宮と篤姫がわかりあうところは、何か心がほっこりしてとてもいい。
時代に翻弄され続けて、奇しくも幕末に徳川大奥で出逢った二人の女性。
互いに立場あってすれ違いが大きかった分、振り返っみると二人にしかわからないこともたくさんあるのだろうと思った。 -
昔(といっても、おじいちゃん世代くらいまでそうなのかな)のひとって、本当に精神年齢高いよね。
寿命がそもそも短くて、若いころからいろいろ背負う(背負うべく幼少期から教育される)からかな。
ときどき、自分が恥ずかしくなるくらい!
夫を亡くし、10歳年下の養子とその妻を、大奥を統べる者として迎え、ふたりをしっかり支えていく覚悟をきめたー、、そのとき篤姫25歳!
わたしそのとき、かきのたね食べながら寝転がって本を読んでた! -
下巻になると面白い。