θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760072

感想・レビュー・書評

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  • Gシリーズ第2作。
    今回は海月君の華麗なる推理で問題解決! と思いきや、やはり犀川先生の方が一枚上手だったか、と思う様なオチ(?)がついた。犀川先生は特別だから仕方がないにしても、これから先のストーリーで海月の能力がどれだけ披露されるのかが楽しみになって来た。
    所で「くらげくん」なんて話をしていれば、やはりあだ名かと思ってしまうだろうな。
    毎度の事ながら、メインの登場人物達の関係者が奇妙な事件を引き起こすのだが、どうも背後に大きな力が動いている事を暗示している。以前のシリーズの内容が絡み合っていて、過去の内容を知っていると、また違った楽しみ方が出来るのも魅力的な所。今回は、船であの人に会ったと言う、探偵赤柳初朗が気になる存在だ。
    個人的には、時折出てくる大学の研究室での描写が気に入っている。研究論文を書いたり、部屋で議論や雑談をしたり...、山吹五月が緊張して御大に論文を見てもらう場面などは、自分も経験があり、共感出来たなあ。

  • 今回は萌絵の出番が多いですね。
    海月くんが最後の最後にいいとこ見せますが、影薄い.
    犀川先生と萌絵のやりとりは相変わらずかわいく、微笑ましい。

    森さんにしてはシンプルな事件、シンプルな展開。
    大掛かりなトリックもなく…終わり方が印象的でした。

    四季さんの影がちらり。

  • これも再再再再読ぐらいである。
    萌絵や犀川先生が、他の登場人物から見た印象でも描かれているのが面白くもあり、少々意図的な策を感じることもあり(笑。

  • Gシリーズ、2作目。

    S&Mシリーズに出てきたラブちゃんが再登場。保呂草さんまでちょこっとだけど出てきて、思っていた以上にこれまでのシリーズとの関連が強いみたい。1作目と同様、海月くんが謎解き。でも、実はその前に犀川先生が解いているという。これからもそのパターンでいくのかな?で、やはり真賀田四季。彼女が一連の事件にどう関わっているのか、それがこのシリーズの肝になりそうな気配。

  • 懐かしい人物の名前が!!
    また新しいつながりが見えてきそう。

  • 久々だったので登場人物を思い出すのに苦労した(-.-;)


    少しずつ登場人物が成長しているような気がする…

  • Gシリーズ、第二弾

    今回は加部谷ちゃんたちの出番少なめの代わりに、SMの人たちがたくさん出てきて(名前だけの人もいるけど)懐かしかった。

    ラヴちゃんと萌絵の屋上でのシーンが一番印象深かったな。
    あとまさか前作の泥棒さんの名前があがったところはテンションあがったので星4つ。Vの面々も関わってくるのだろうか。

    兎に角、Gは会話が面白い。電話で慌てる犀川先生がかわいかった。

    さて、一連のギリシア文字と真賀田四季がどうかかわっているのか。読み進めるしかないな

  • 再読。犯人とかすっかり忘れてたので楽しめました。最後のシータとチャットしてたのは誰なんだろう?GシリーズといえどS&Mシリーズのキャラが活躍。嫌な予感に気づく加部谷。

  • お礼に使いかけの口紅をロッカーにいれておくのでは、意味不明だし…と萌絵が思案していたのを思い出した。

    あちっこっち繋がっているけれど、気にしていちいち追求していたら、少なくとも私は読み進められない。
    そして、気にしてないと、楽しさは確実に減る。

    車に乗って、誰かと話したくなる作品でした。

  • ラブちゃんのキャラが際立ち
    クラゲくんにしてやられたりなお話し。

    S&Mシリーズのような、主要キャラが巻き込まれたり、想像するだけで背筋が凍りそうな凄惨で狡猾で巧妙な事件が起きる恐ろしい感じではなく
    Gシリーズ前作の『φは壊れたね』同様、うっすらとした悲しみや寂しさが漂ってるような世界観。

    明確な事件解決を描かないのが、このシリーズの特徴なのかな。
    独特の読後感。


    保呂草・真賀田四季の名前が出たりして、今後へのどんな伏線なのかが、かなり気になる。笑

    それにしても・・・最後のやりとり、なんか気になりません?
    まさか・・・

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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