新装版 新西遊記(上) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761734

感想・レビュー・書評

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  • 小説ではなかったが、まあ、これはこれであり

  • 唐代の玄奘法師の紀行
    明代の三蔵法師の孫悟空を伴った冒険
    現代の陳 舜臣の家族旅行

    中国西域の地(シルクロード)の旅を陳 舜臣は重ね合わせる。
    なぜ三蔵法師玄奘を 玄奘と三蔵に分けたか
    そこに作者の作家の目がある。玄奘は実在の求道者。
    三蔵は西遊記の気弱な主人公。
    文の国、歴史の国の中国において、容易に手に入れることができる
    一級資料がありながら、なぜ荒唐無稽な物語が誕生したか
    その物語の冒険譚に原典はどう反映されているか
    作家陳 舜臣がシルクロードを辿る

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著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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