- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062762601
感想・レビュー・書評
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小説を読んだ限りでは、現在の日本の政治の舞台にも、次郎のような存在が必要であると感じる。
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白洲次郎という人のことを知ったのはいつだったのかな。
政治やビジネスで具体的に何をしていたかはよく知らず、「お金持ち」で、日本がまだまだ田舎だった時代に「おしゃれに生きる」「ライフスタイル」という概念を持って生きた洒落人である、ということだけ印象にあって。
この本を読んで、ずいぶん日本の近代史に関わってきた人なのだな、それをまったく知らなかったなんてと驚いた。
明治、大正、昭和と大きな時代の変わり目に時代の最前線に立っていたのに、その功績が周知されていないのは、表舞台に立つことよりサポート役として立ち回ることを好んだ人だからか。
自分の正義や主義をまげることなく最後までかっこよく生きた人。 -
とにかくかっこいい。今こんな人いない。マネもできない。
サンフランシスコ講和条約ですごくやり切った感が出る -
プリンシプルに生きる
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面白かったので、下巻を一気に読了。白洲次郎のカッコよさ、「紳士の哲学」をもっと学びたくなった。他にも白洲次郎の本が読んでみるつもり。
そして我が家からそう遠くない場所に武相荘があり見学できることを知ったので、近いうちに行ってみよう。 -
白洲次郎の評伝の下巻。
政財界を縦横無尽に駆け回り、国際舞台でも活躍した伝説の人物。
一方で側近政治と揶揄された事も確か。
物事は、見る場所によって見え方が違うもの。
歴史的な出来事も、なるほど白洲次郎側からは、こんな風に見えていたのか…と考えさせられました。
ダンディでかっこいい人だった事は確か。
だいたい表紙の写真がかっこいい。
こんな素敵なおじさまいたら、モテるに決まってる。
でも、奥様があの白洲正子という時点で誰にも勝ち目はないか。
晩年のあたりは人間味あふれていて、ちょっとジンとしてしまいました。 -
2020.01.13読了
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『白洲次郎 占領を背負った男 上』を参照。
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本書は、吉田茂の懐刀、飛び道具として、GHQを向こうに回し、戦後日本の復興へ尽力した白洲次郎の一生を綴った物語である。 彼を修飾する言葉は数あるものの、本書を読んでの彼への印象は、なんといっても「かっこいい」である。私利利欲など眼中になく、全身全霊をもって目的に直進するスタイルは、これほどの人が日本にいたのかと感嘆してしまう。彼はまさに「剛毅木訥、仁に近し」を地で行く男であった。
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「気概の人」なにせ格好いい人だ。
日本人としての気概、人間としての気概。
美化されている部分もあるのだろうが、勇気が湧いてくる本である。
巻き返し
ケーディスとの最終決着
通商産業省創設
只見川電源開発
講和と独立
そして日の丸は再び揚がった
素顔の白洲次郎
日本一格好いい男
葬式無用、戒名不用