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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764407
感想・レビュー・書評
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ハードカバーの著者近影に、私の周りはざわめいた。
興味ある題材だったから、それだけでもう泣きそうになる。この題材に特化して著者の思いの丈を小一時間聞きたい。私はこの作品から派生して、石原吉郎を知った。
未熟なことは千も承知、好きなものを好きに書いた、清々しい程の一抹の潔さ。
とりあえずこれを書いたのは童貞。隠すならせめてブラにだろ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。二つの事件に関わりはあるのか。当時のことを綴った高津の句集が事件をつなぐ手がかりとなる。60年前極寒の地で何が起こったのか?風化しても消せない歴史の記憶が、日本人の魂を揺さぶる。