- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764520
感想・レビュー・書評
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被害者である、運送会社の赤松社長が世間から追い詰められていく様は 心が痛い。
しかし最後は正義が勝つ!で後味スッキリ!
数年前に実際に起きた、三○自動車の二度に渡る消費者を裏切る不正を風化させたくない。って作者の気持ちもあるのかな。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1906 冒頭からのめり込みました。登場人物も多いが、それぞれの立場でそれぞれの思惑で動き一つの方向へ収束していく感じが面白い。
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映画を先に観てしまったので、ストーリーは頭に入っているが、それでも読ませる。
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池井戸さんを初めて読むが面白い。ただ、この小説…。思うところがいろいろあって感想が書きにくいな…(-_-;)
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映画封切を前に再読。 そしていつものごとく、どうなるんだっけ?とドキドキ。。 自分の保身ばかりはかる能天気ホープ上層部に怒る。。。 赤松社長、がんばれ!! そんなでも、最初の方で、赤松社長が門田くんに公園に謝りにいくシーンがグッとくる。こうありたい。 そして、1億円の口止め料を… がんばれ!赤松運輸!! そして沢田さんの身の振り方はいかだったか? ドキドキと下巻に続きます。
初読:2012.6.6 -
2002年に起きた大型車のタイヤ脱落事故と、自動車会社のリコール隠しをテーマにした作品。あまりに不幸な事故だったことから記憶にも残っていて、フィクションなのだけれど読んでいて生々しかった。
運送会社を経営する赤松。会社の大型トラックのタイヤが脱落し、そのタイヤの直撃を受けた若い母親が死亡した。車の整備は正しくされていたにも関わらず、自動車会社からの検査報告は「整備不良」。
なぜタイヤが脱落したのか?
車の構造上の欠陥ではないのか?
事故の加害者のレッテルを貼られ、倒産の危機に迫られながら、トラックの製造会社である巨大自動車会社と戦う赤松。
自動車会社内部の覇権争いや、旧態依然とした会社の体質に反発する動き。
自動車会社の経営改善されない状況に、支援を続けてよいのか苦悩するグループ会社の一員でもあるメインバンク。
そこに赤松の子供が通う小学校でのモンスターペアレンツが加わり、次から次へと難題が湧きあがり、てんこ盛り状態。
でも、最後の最後には、正義をきちんと行う人が救われるんだよね。
面白くて、あっという間に読了。おまけに読後感も実に清々しい。 -
自動車メーカーの描かれ方がかなりリアル。
上下巻、1日で読み切ってしまうほどの興奮と疾走感。また読み返したい。 -
これでもか、これでもかという苦難の連続。
仕事でも、家庭でも。
社長としても、父親としても
くじけそうになりながら、模索しては悩む。
そんな後半への助走。