人間は考えても無駄である ツチヤの変客万来 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764889

感想・レビュー・書評

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  • 新春早々ツチヤ本二冊目(^ ^;

    この本は、ツチヤ先生の対談集で、
    Amazonの内容紹介では

    「人間は果たして進化したのか?
     という古来からの深遠な問いに
     “笑う哲学者”ツチヤ教授が挑む。
     科学者、文学者、音楽家、心理学者と
     乱闘する異種格闘技対談集。」

    とのことだが、サブタイトルが
    「ツチヤの変客万来」とあるように、
    対談相手がすべて普通ではない。
    下手するとツチヤ先生よりも
    発言が変だったりする(^ ^;

    また「対談集」と言いながら、
    ツチヤ本ではおなじみの「助手」が
    横にいてツッコミを入れてくる(^ ^;

    確かに、テーマはとても真面目だし、
    話している内容はなかなか高尚だ。
    が、脱線やら茶々やらが異様に多い。

    ツチヤ本を読んだことない人でも
    充分楽しんでおつりが来ます(^ ^

    電車の中では読めません(^ ^;
    私は夜中に布団の中で爆笑して、
    相方に気味悪がられました(^ ^;

    特にオススメは「音楽家」。
    ツチヤ先生と一緒にジャズバンドを
    組んでいる二人との息のあった会話は、
    正に「抱腹絶倒」(^ ^

    「知的で下らない」笑いの好きな方、
    必読ですっ!!(^o^

著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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