中原の虹 (1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767415

感想・レビュー・書評

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  • まるでその時代を、観てきた、当事者の気がする。
    そんな感じ?
    西太后のイメージ、変わった。
    浅田作品最高
    蒼弓の昴の続きです。

  • いやー文庫本でるのがまんしてたよ。次郎ちゃん。
    蒼穹のほにゃらら、だいぶ内容忘れていたけどすぐ思い出した。

    相変わらず泣かせるね、人情!的な感じ。
    1巻の最後は、壬生義士伝のあの息子が死ぬときとにてる感じ。

  • 蒼穹の昴シリーズの続編。

    張作霖が主人公の、異国の任侠劇。涙腺刺激ネタや人情噺も盛り込まれていて、暗いイメージのあるこの時代がwktk感たっぷりに書かれてた。

    春児や文秀のその後も分かるし、ぜひシリーズ通して読んで下さい!長いけど…。

  • 馬賊がなんかね、すごい。
    そこまでして人を殺さなければいけないのか。
    またも白太太出没。

  • おすすめ度:80点

    無法地帯の満州。その真っ只中で生きる馬賊たちは、戦うしかなかった。
    必要なき者であれば、仲間であろうと、家族であろうと、妻であろうと、一切の感情を示さず、表情一つ変えず、淡々と処理を施す。
    この非情な世界に私は戦慄する。

  • 最初は漢字多いし、しかも中国読みだし、すぐ眠たくなってしまって、最後まで読みきる自信がなかったけど、中盤から、面白かった!あっという間に読んじゃって、泣けちゃいました。
    浅田さん、やっぱりいいなぁ♡

  • 中国、北京などを舞台とした作品です。

  • 117 7/5-7/22

  • 『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』に続く、浅田次郎の近代中国歴史小説の第3作目。満州を舞台に馬賊の領袖である張作霖を中心に物語は展開する。第一巻では馬賊の持つ侠気と残酷性が存分に描かれている。天を統べる者の証である「龍玉」が今作でもマクガフィンとして機能している。

  •  浅田次郎の書く近代中国の夜明けを、薫り高い中国茶をすすりつつ、旧満州の黄砂と柳の花と喧騒の記憶に邪魔されつつも、読んでいる時間は至福である。
     張学良は西安事件後台湾で軟禁され晩年NHKスペシャルに出演していたが、結局、あの奉天(現瀋陽市)に戻ることはできなかった。
     わたくしが瀋陽に住んだ当時は、張氏帥府は父・張作霜の栄華と撲殺の結末、美しい英雄学良の悔しさの残骸という印象はなく、畏れつつも親しまれた(作中の解釈)白虎張に熱狂する人民の熱情と、街の喧騒を惹起する中国人のスタミナの間に、唯一切断されていない系譜の中の一枝を見るような印象を受けた。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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