- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062767453
感想・レビュー・書評
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他の本とのリンクがいい!
、、、が、読んでない人は理解不能では?
ここまで壮大な長編を読んでいる気分。
下巻からの内容を深掘りしていくところや、真相に近づいていくところは読み応えあり。
まだ続くので丁寧に読んでいきたい。 -
「クリスマスの日にクラスの誰かが死ぬ。」
未来で起こる「だれか」の死を阻止するため、少年少女たちが動き出す。
点が線になったとき、見えていなかった未来が現実として姿を現す。
種明かしの後半は怒涛の展開で疾走感がたまらない。
生きる理由があれば「死ぬ」未来は起こらない。 -
最後に驚きました。
まさかあの作品がと…
とにかく無事に終わって良かったと思う。
作者の作品は希望がのこされるので、安心する。
良かった。
内容
坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」2人はXデーを回避できるのか。(講談社文庫)
誰も座らない、1つだけ空いた席。『その人物』が静かに向かった悲しい未来。知ってしまったら、じっとしていられない。『止めるんでしょ、自殺』
これが、彼女の意志
読み始めたら止まらない。懐かしさと切なさでいっぱいになる
坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」2人はXデーを回避できるのか。 -
やられた……!
久々にどハマりしたな。
どっぷり浸かって読めました。 -
ぼくのメジャースプーンを読んでからこの本を読むことを強くお勧めします!!
知ってから読むと120満点です!! -
ストーリーの中に散りばめられたピースがハマっていく爽快感と、読後のこの清々しい気持ちを一気に感じられる作品はそうそうない気がします。最後にこんなご褒美的な展開が待っているとは思いませんでした。辻村さんの手腕をこれでもかというくらい見せつけられて、ただただ感服しました。
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通勤中に読む事がほとんどで、お正月を挟んでしまい少し頭がボケました。
そして、最後のどんでん返しで、えっ〜?という感じになり、ぼっと読んでいた自分が情けないというかがっかり。
結果を知ったので、メジャースプーンも読み返してみなくちゃと思ってます。 -
下巻、一気に読ませられました。いつかとあすなを中心とした仲間たちの物語に涙がぐーっと溢れる。が、最後で大どんでん返し!それまでの涙は何処まで流してて OKだったのって思いつつ、最後も胸熱の涙。文句なしに面白かったです。そして途中から勘付いてたよ。僕のメジャースプーン、凍りのくじら、これは必ず先に読んでください!!面白さが倍になります
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想像していたよりも本格的にミステリーだった。最後の章で綺麗にすべての伏線が回収されていくのが気持ち良かった。上下巻ともボリューミーだが、内容を忘れないためにも一気読みするほうが楽しめると思う。
個人的にラストシーンがとても好みだった。
蛇足にはなるが、講談社文庫の帯に記載されていた、「この順番で読めば、辻村ワールドがより楽しめる!」の通り、『ぼくのメジャースプーン』を読んでからこの作品を読むと、とあるページで「お!」と思う場面が出てくる。 -
本当に助けなければならない名前が分かった瞬間、
ゾワッと鳥肌が立ちました。
その後の見事な伏線の回収に脱帽です!
辻村深月さんの生み出すキャラクターたちは
個性的で、憎めなくて、応援したくなる者たちが多いです。前作からの繋がりも、また次回作への期待になりました。
彼らの未来が明るいものであることを願ってやみません。 -
上巻内容(「BOOK」データベースより)
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。
下巻内容(「BOOK」データベースより)
坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」二人はXデーを回避できるのか。
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今回は上下巻一緒にレビューしますよ~。
と言うのも読んだのがちょっと前で、もう忘れつつある...やばい
この人の作品は相当いろんなリンクがありますね。
気がついたものもあるけど気がつかないものもきっとあるんだろうな。
でもこの作品のは、かなり分かりやすいのでは!
って言うか苗字と名前をわざと分けて書いて後でネタばれするパターン多いですね。
こう言うのあるからこの人の作品は映像化しにくいでしょうね...
文章だからこそばれないってあるし。
何が言いたいかって言うと、友人の椿ちゃんね。
この人の正体(笑)には途中で気づいた。
最後でやっとフルネームが出ますよ。
そして秀人もね。
なるほど、確かにあの作品ではずっと「ぼく」だったね。
(「俺」だった時もあるか)
そして素敵なピアノを披露してくれる郁也。
うう...大きくなって...
素敵な友達に囲まれてよかったね...
「自殺したのは誰か?」を仮想空間の中で探す旅。
これは最初の作品「冷たい校舎の時は止まる」と一緒ですね。
でも、この作品は...
途中までは良かったけど...
作者のミスリードにまんまと乗せられて、
途中で「解決した!よかったね!」って
涙した自分を返してほしい気持ちに(苦笑)
おかげでそれ以降の本当の自殺者を救う行動に
まーったく感情移入が出来なくなると言う(笑
でも、あすなのおじいちゃんは、好き。
その彼の想いは胸にずんと響きます。
洋食も大好きな私にとっては、おじいちゃんのオムライスを一度食べてみたーい!
あ、この本を読むときは先行して出されている
辻村深月の作品を読んでからの方がいいです。
たぶん、絶対。
しかも連続で一気に読んだ方がいい!
でも連続一気読みしてる私でも、設定ごっちゃになる(笑
彼女の作品はやっぱりSF(Sukoshi Fushigi)です。 -
泣いてもうた。
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相変わらず、辻村作品は面白かったです(*^^*)
最初にマイナス点を挙げると
1、ぼくのメジャースプーンを読んでいないと、面白さが半減する。また、他にも様々な作品とリンクしているのでファンには嬉しいが、辻村作品初読の方にはオススメ出来ない。
2、全てのリンクが分かるくらい辻村作品を読んでいると、多少でもトリックが見えてしまう(笑)
ということで、わたしは自殺者が誰かは大体検討ついてたし、当たってしまいました(´・ω・`)あと秀人と椿と天木と友春も結構早い段階で分かってしまった。笑
あ、けどあーちゃんは分からなかった!
でも、予想以上のどんでん返しはあります!そして泣ける!
いつか と あすな ってすごく良い名前ですよね。希望の見える名前で素敵です。
でもやっぱり、ぼくのメジャースプーン読んでからじゃなきゃ最後は分からないだろうな・・・。 -
河野が無事クリスマスを越し、このまま終わるのか?っと思いきや、いつもの大ドンデン返しキターーーーーー。
辻村作品はこれがたまんない。ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
クセになります!中毒です!
石のスープの章は号泣しながら読みました。
辻村作品に登場する女子のなかでは、あすなが一番好きです。
中学の時、いつかの元カノに言い放った言葉とか、負けず嫌いで人一倍人の痛みがわかるあすながいいですね。
秀人と椿ちゃんの正体はかなり早い段階から分かってました。
天木や友春もメジャースプーンにタカシとトモっていたよなーって思いながら。
その他にも懐かしい面々にまた出会えて良かった。
そして、、なんと言っても河野には最優秀助演男優賞をあげたい。
素晴らしい演技力!
ただの鉄っちゃんじゃなかったのね。( ´艸`) -
椿の正体はキーホルダーのあたりでもしかして、と気づき始めました。
そこから先は確信。
上巻で名字の話をしてたから私は椿を名字だと思っていたのですがそれも作者の意図かな。
怒涛の最後ですが、相変わらず辻村深月らしいですね。正直あそこまで一気に展開されると話の都合のよさというのが浮き上がってしまいます。
特に河野君どんだけ役者なんだよ…。
みんなも演技がうますぎ!(@_@;)
河野君があんなにひどいことされても「絶対に死なない」ときっぱり断固として言い放っていたので彼のその強さが印象的でした。
「ぼく」がいい男に成長したな~としみじみ。ふみちゃんがうらやましい!!
大きくなったふみちゃんと松永君の微妙な距離感が気になったけど。 -
途中までは、あれ?このまま穏やかに終わるの?と、今まで読んだ辻村深月作品と比べたら物足りないとか思ってしまった。。。
けれどそんなの大間違いだった!
すべての真実が明らかになっていく急展開のラストにもう驚くばかりだし涙も出てくるし、
本当に読者の予想を良い意味で裏切る辻村さんの作品はやっぱり好き!
しかも最後の最後にさらっと明かされた真実にも本当にびっくりした!
途中出てきた恩師という人に おや?っと思ったけど確信がなかった。全然気づかなかった。「子どもたちは夜と遊ぶ」の時に似た、名前のトリックにまたもまんまとやられた。
それにしても「凍りのくじら」や「ぼくのメジャースプーン」の彼らが、成長しても関係を続けていて幸せそうで嬉しい。今までの順番で読んできて本当に良かった。じゃないとこの気持ちは味わえない。
この作品は本当に良い、素敵な終わり方。
2013.7.24