クリスマス緊急指令 ~きよしこの夜、事件は起こる!~ (講談社文庫)
- 講談社 (2010年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062768221
感想・レビュー・書評
-
高田崇史短編集。高田崇史といえば歴史ミステリーですが、ユーモアミステリーの「迷人対怪探偵」、群像劇の「オルゴールの恋唄」、私小説のような「茜色の風が吹く街で」とバラエティに富んだ内容になっています。歴史ミステリーももちろん収録。
印象に残った作品について。
「迷人対怪探偵」のシュールさが心地よい。やはり、高田崇史がこのテイストを書くのか、といった驚きが忘れられないですね。振り切って書いたのだと思います、いいです。
「オルゴールの恋唄」の歯車が噛み合ってゆくかのような心地よさ。この感覚を初めて覚えたのはゲームの『街』なんですが、噛み合ってきたぞの疾走感が楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスマスの夜に起こる事件というテーマのミステリーはありがちだが…
-
短編集
推理ものがあったり、おふざけものがあったり
安心して読めるし、まあまあ面白かった。 -
QEDから考えればだいぶさっくり読める短編集ですが、系統はバラバラ。
高田さんを極めたいくらいの勢いの人にしかオススメしません。 -
高田氏の短編です。
いくつか面白い話があったのだけど、私にはちょっと???な話もあったので★3つ。
オルゴールの話は面白かった。
壊れたオルゴールの音色は、聞く人によって違う音楽に聞こえるってやつ。
先入観とか、その人が その時に一番心に引っかかってる事が反映されちゃう。そういうのって、何にでも言えることだと思うけど。 -
なんか、作者名でメフィストな予感がしたんですが、
作品はそうでもなかったです。短編集だからかな。
普通におもしろかったです。
雰囲気は嫌いじゃなかった。
BARの話が雰囲気あってよかったかなー。
オルゴールのもまあ、良かったかな。
でも迷探偵対怪人。
お前はだめだ。
なんかわざと寒い感じに書いたり、
なんかわざとちょっと下手に書いたりしたのかもしれないけど、
貴重な時間を割いて素人作品など読みたくないわ。
読むのがあまりにも苦痛すぎて、2作目は冒頭と結末しか読んでません。
なんかこれおもしれえ!絶対受ける!!と思ってる素人小説など読みたくないわ。
狙ってやったんならマジ凄いと思う。 -
小噺のようにサクサク読める短編集。
怪探偵は切れ味鋭く笑わせてくれる。
気分転換にちょうど良いかな。 -
この著者の本はQEDシリーズしか読んでいなかったので、初めての短編集。「オルゴールの恋唄」がよかったです。アンティークオルゴールって実際に見たことはないんですが、『パズルゲーム・ハイスクール』シリーズの絵によると(笑)、オルガンくらいの大きさみたいですね。実際に音が聴けるところがあるなら、聴きに行ってみたいなあ。
-
短編集。
結構好き。 -
2010/12/15 ジュンク堂書店住吉シーア店にて購入