新装版 ムーミン谷の夏まつり (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 1009
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769358

作品紹介・あらすじ

ジャスミンの香りにつつまれた六月の美しいムーミン谷をおそった火山の噴火。大水がおしよせてきて、ムーミン一家や動物たちは流され、ちょうど流れてきた劇場に移り住むことにした。ところが、劇場を知らないみんなが劇をはじめることになって…。国際アンデルセン大賞受賞作家の楽しいファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 読了した4冊では1番好き!
    好きだったのに1番印象が強いのが、ムーミンとスノークのおじょうさんの2人が家族と離ればれになった時、ムーミンママが「ああ、かわいそうな小さい子どもたち!わたしのかわいいムーミンぼうや!ひとりだけ、木の上に残されて!」って言っていて、ムーミンの心配ばかりでおじょうさんをガン無視してたこと笑
    いやおじょうさんもいるよー!可哀想だよー!って思ってしまった笑笑
    ムーミンママ定期的に酷い!
    大洪水でムーミン谷が埋もれてしまい、木に捕まってなんとか生きながらえてる谷の住人に向かって、ベランダからおはよう!と声をかける所、いやいや被災中でそんな笑顔でおはよう言えるか!ってツッコミしたくなる
    人の不幸を気にせず我を通すムーミン一家、ある意味この家族らしいと言えば家族らしいかな?
    そしてスナフキンは24人の子どもたちのパパになる!
    子育てに四苦八苦しているスナフキンを想像するともうなんか愛おしいというかおかしいと言うか…そこも結構好きな描写
    ブラックジョークではないけれど、みんな誰かしらをディスってるのが現実的に考えたらうわぁーって思うけどムーミンの世界だとクスッとしてしまう

  • アニメとはまた異なったメンバー。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    演目・ライオンの花よめたち〜血の繋がり〜
    一幕劇 ムーミンパパ作
    出演・ムーミンママ、ムーミンパパ
    ミムラねえさん、ミーサとホムサ
    歌・エンマ

    入場料
    たべられるものなら、なんでもよろしい。

    風や雨がなければ、今晩、日がしずむときにはじめ、子どもがねるころに、おわる予定。
    場所は、もみの木湾のまん中。
    へムルたちがかしボート屋をします。

    劇場主
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    スナフキンが公園から逃がした子供たちは、大半は劇場の役者に。役者にむいていない子供は、フィリフヨンカの養子に。
    ずっと悲劇のヒロインぶった身勝手な発言の多いミーサと、なぜか一緒にいるホムサはその後も劇場へ。ミーサは一生かわいそうな劇をできるし、ホムサは舞台監督になれる。
    ムーミンママが、木の上で寝ることにしたムーミンとスノークのおじょうさんのために、朝食を用意して木の枝に下げておいたのもさすがだし、そのサンドイッチの包み紙に書かれた文字にもほっこりした。「チーズ」、「バターだけ」、「上等のソーセージ」、「おはよう これは、パパからのです(カニの缶詰で、ムーミンパパが春から残しておいたもの)」p103

  • 洪水と劇場の物語。
    ムーミンバレーパークの舞台の一つなので訪れる前に読むと、楽しいかも。

  • 2023/10/3読了

  • ミーがなにか動物の後ろ足に噛みついている挿し絵、ライオンに扮したビーバーの脚だった!

    アニメによく出てきてたフィリフヨンカさんとこの子供たちは、スナフキンが連れてきた子たちだったのねー

    緩急ついた楽しい話

    〇〇しなくっちゃ!と思ってる(べき論の)ひとが、ムーミンたちと話して気楽になっていくところもいい。

  • ムーミン谷に大洪水が押し寄せて、ムーミンたちの家は水没した。流れてきた大きな家に引っ越したが、その家は化け物屋敷!?

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

  • 安定の、自分のことしか考えていないムーミンと仲間たち。楽しいし、翻訳も読みやすいです。
    大洪水のお話なので、苦手な方は避けた方がいいのかもしれません。

  •  またまた随分とさぼっていて、日が空いてしまいましたが・・・

     自分の一番大好きなリトルミィ出てきます!みんな大好きスナフキン出てきます!ホムサやミーサも出てきます!

     エンタメ的にも面白いし、やはり哲学的にも響くものがたくさんあります。

     生きていると大変なことばかり、辛いことばかりだけど、頑張ろう。

     頑張ってみよう。

  • 洪水で水びたしになったときのムーミンママのセリフがすきです
    なんどでもまた読みたくなる本

  • 夏の訪れをお祝いするっていいな、フィンランドだと陽が長い日ってどのくらいあるんだろう、、
    スナフキンはなんだかんだでいい親になりそう笑

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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