レッドゾーン(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 158
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769921

感想・レビュー・書評

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  • 伏線満載の上巻。
    前作ほどのめり込めなかった。
    賀一華が悪党という感じがしないからかも。

    下巻に期待。

  • しまった!!ハゲタカから読まないと分かりにくかった。
    投資が分からないから難しい。

  • 11月-1。3.0点。
    ハゲタカシリーズ第3弾。今回は、自動車メーカーを巡る闘い。トヨタがモデルかな。
    ハゲタカ2.5に出てきた、賀一華も重要な人物に。
    切れ味あるストーリー。安定感。

  • 感想は下巻

  • 後編に続くための、前フリ話で特に面白いってわけじゃないが、
    後編をワクワクさせるような期待感の詰まったお話。
    じっと我慢して読みましょう。

  • ハゲタカシリーズ3作目ということで、場面転換も読みやすくなったように思う。

    今回は自動車会社の戦い。
    防衛対策を考えたり国盗り合戦みたいになってる。
    アカマ自動車の社長さんの感情が激しく、頼りないし、凛としたり、人望があったり、キャラが定まっていないような…

  • 自動車業界買収を舞台に中国の闇が現れる。感想は下巻後に述べるがアランが亡くなった事情も分かるだろう。

  • 下巻にまとめ

  • 「ハゲタカ」シリーズ3作目

    アカマ自動車って、微妙にト◯タでも、ホ◯ダでもないところが、お話としてよく考えてあるなぁ、という反面、

    (316ページ)CAE(キャエ)のシミュレーションでは・・・
      CAEとはコンピュータによる事前検証のことで・・・
    (317ページ)CADやCAEなどを用いた計算機援用工学を学んでいた。


    もうちょっと、ちゃんと勉強してよと云いたいところとか、ディーゼルエンジンのキーテクノロジって、多分、あの話なんだろうな・・・って理科系人間に読ませるには物足りません。

  • アランの死の謎は解明されるのか、芝野と鷲津はこのあとどう絡んでくるのか、下巻が楽しみです。 アカマの大内の活躍にも期待。

  • 莫大な外貨準備高を元手に、中国が国家ファンド(CIC)を立ち上げた。若き買収王・賀一華は日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を標的にする。さらに鷲津政彦を誘い出す。「一緒に日本を買い叩きませんか」。日本に絶望した男はどう動くのか。産業界の中枢に狙いをつけた史上最大の買収劇が始まった。

  • 16/6/15読了。

  • 2011年6月文庫初版発行。

     「ハゲタカ」シリーズの第3作目。図書館から借り、陸前高田市からの帰り、北上から上野までの新幹線の中で読了した。

     上巻は2007年~2008年が舞台。本作では、中国資本が日本を代表するアカマ自動車を買収しようという話が軸。
     それに、事業再生家となった芝野が、大企業を辞めて大阪の中小企業・マジテックの再生のために動き出す話がからむ。
     前二作に比べ、ハードボイルド風になってきた。死んだアランと婚約していた女も出てきた。が、ショックのあまり部分的に記憶を無くし、声も出なくなったとの設定。
     中国資本は、正体が謎のうえ、バックに国がついていたりするので、話が見えにくい。

     この上巻では、上海の買収王 賀一華からの経営参画を目的とした株の公開買い付けが始まる。が、裏には中国の国家ファンドCICの影が。
     アカマ自動車は全社一丸となって企業価値を高める動きをしなければならないときなのに、創業者一族の赤間太一郎を担ぎ出して取締役会のクーデターが画策されている。社長室長の古屋は、最高顧問・赤間周平に太一郎がアカマ・アメリカの社長自分に犯した失敗を知らせ、太一郎を辞めさせようと考えていた矢先、周平はサーキットでの事故で亡くなる。
     

  • 今回は、中国対日本の大企業という構図。その中で鷲津がどのように振る舞うかが、ストーリーの肝に。
    上巻は、中国実業家と日本企業の直接対決が始まったところまで。下巻が気になる。

  • ・あらすじ
    中国VS鷲津政彦VSそのた
    ・かんそう
    中国って大きい。アランのあれって何?なんか違う。そういうのハゲタカシリーズに求めてない。中国人の名前おぼえづらいよー。でも面白かった。

  • 巨大自動車会社は買収できるのか?資金はどうする?

  • 真山仁、最高です。

  • 人物描写に多少違和感があるけど相変わらず面白い。解説が上手いから読みやすい。

  •  

  • いわゆるハゲタカ3。懐かしい。

  • 上巻は全て布石。下巻で解決って感じの構成かな。
    上巻の厚さで少し萎えるけど、視点があちらこちらに移るので、意外と読み進めやすい。
    ただ、進むにしたがってどんどんスケールが大きくなって、ちょっと手に負えない感じはする。

    今回は鷲津メインというより、アカマ中心かな。でもそこが視点ってのが面白く読める。

  • 前作同様のスピード感ある展開で一気に読み通せた。が、前作に比べると、主人公が鷲津であるべき理由に欠けているように感じた。また、前作ラストの伏線も、新米弁護士の伏線もストーリーとの絡みが少なく、もったいない感じがしないではない。前作ファンなら読んでおきたいが、そうでもなければあえて手を出すまでもないかも。

  • ちょっと飽きてきたな。

  • なかなかです!
    企業買収のお話です。おそらくわたしは、シリーズものの順番を後ろの方から読み出してしまったような気もします。(まぁしょうがないです。)

    企業買収、経済の話をわかりやすく?
    軽いタッチ?で
    なのか
    す~っと読みやすく話が入ってくる感じです。

    三つのシチュエーションが進行していて
    最後に全てが絡み合ってくるんだろうけど
    まだ種がまかれて
    目が出始めた感じです。

    下巻が楽しみになりました!!

    もうちょっと深くいってくれてもいいですね。

    個人的には、マジテックのお話が好きです。
    登場するキャラクターもけっこういいですね!!

  • 今年の記念すべき第1冊目。
    最近浮世離れした内容の本ばっかり読んでたので、ちょっと現実に戻ってみようと。
    キーワードが「中国」「自動車」って…どんだけ現実ど真ん中なんだ。
    冒頭あまりの現実ぎらぎら感に若干うんざりして立ち止りましたが、ストーリィが動き出したらあっという間でした。
    ああ疲れた。
    それにしても小説の中で「コモンレール」(ディーゼルエンジンの一部)やら「ECU」(制御装置)やらの名前を聞くことになるとは思いませんでしたよ。
    新入社員研修かッ!みたいな。
    あと、巻末の対談で、私が去年あたりからずっと不安に&不思議に思ってたコトと同じコトを話していて、「仲間がいた!」ってちょっと嬉しかった。
    まあ対談は09年のものなので、どんだけ遅れてんねん私!って感じですが。
    しかしこれ、シリーズモノの第3作だったとは…。
    先に読んでしまったのは手痛い失敗であったよ。

  • 面白いよ。

  • ああ、惜しい、最後の四分の一、一気にダレて消化不良。。。
    途中まですんごいスピード感でビュンビュン読んだだけに残念。
    柴野とマジテックのその後、とか。慶齢って結局なんだったの、とか。将家何もそこまで、とか。綿密に練られたプロットの一部が繋がらないままで放置された感がありあり。惜しすぎる。
    ※以下備忘録:悩みがあるときは3日ごし、1日目は肯定的に、2日目は否定的に、3日目は肯定と否定を戦わせる。 SWFは豊富な外貨準備高を減らすためで、儲けるためではない。

  • 「ハゲタカ」シリーズ第三作。回を重ねる毎に話が大きくなっていくこのシリーズ、とうとう米中日の国家的な政治が絡んだ壮大な物語になり、フィクションの色彩が強くなってきた。とはいえ、企業の抱える事情や産業的な構図、国家間の関係など随所にリアリティを高める演出が施されており、臨場感を感じながら読み進むことが出来る。主人公の鷲津やパートナーのリンといった魅力あるレギュラーキャラクターや、読者の引き込みページを捲らせる語り口の巧みさも相変わらず。しかし、ここまで仕掛けがでかくなると、もう次は苦しいかな。

  • 何か詰め込みすぎの印象。登場人物全員お金持ちすぎて、「これはビジネスマン向けのハーレクインなのか?」と思いました。映画とは違って楽しめる感じです。

  • ハゲタカシリーズ続編。

    迷う鷲津の姿が人間らしくて良い。

著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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