モダンタイムス(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 11642
レビュー : 973
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770798

感想・レビュー・書評

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  • <魔王>よりはミステリー要素あって面白かった
    主人公が自分なりの答えを出せたからある意味スッキリ
    ただ黒幕のスケールが大きすぎて読む側も虚無感ありモヤモヤ感あり
    奥さんが個人的に好きなキャラ(残虐さ除く)だけどどうしてあんな強いかは謎のまま…?彼女こそ超能力者なんじゃないかと笑

    何が真実で嘘なのかを見極めることの大切さ
    普段ボーっとテレビ見てる自分は絶対すぐ情報を鵜呑みにしちゃうから発信側の思う壺になるなぁ

  • ピースは 村上春樹からの借用じゃないだろうか 政治的娯楽小説 自分の名前のキャラクター 自虐 太宰のダスゲマイネ?を思い出した プロットはなかなか でも娯楽小説なら終わりをすっきりさせてほしいところだが なんとなく半端な感覚 色んな名言が入り込んでる なかなかないいやつもあったが忘れた

  • 気になったセリフ。

    ・お金で解決できることは、生きていく悩みの中では、シンプルなほうだよ。そのシンプルな問題で人生を台無しにしている人が多い。

    ・対局中の当事者よりも、横で観戦している人間のほうが全体を見渡せ、八目先まで読むことができるという意味では、どんなスポーツも、さらには人生においても同様に思えた。

    ・物事なんて見る角度を変えれば、何が正しいのかなんて分かんなくなっちゃう、ってわけ。

    ・小説ってのは、大勢の人間の背中をわーっと押して、動かすようなものじゃねえんだよ。小説はな、一人一人の人間の身体に沁みていくだけだ。ただ、沁みて、溶ける。

    ・人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい。

    伊坂さんの考えを、井坂好太郎なる人物が代弁しているように感じた。物語は僕の好みだし、伝えたいことも受け止めているつもり。だけど、展開が今ひとつスッキリしない。んー。奥さんと岡本猛の変貌?が、何か腑に落ちない。キャラ設定がブレてる、と言うか。。冒頭から最後まで2人は出るので、「?」がずーっと続いた状態での読書だった。

  • 残酷なシーンが軽快に描かれていて現実味がない(から読み易い?)。
    アリとコロニーの話を人間の世界に例えるのは面白いと思った。
    「仕事」に関しての、残酷な妻の見解が意外に良かった。

  • 難しい話だった
    すっきりしないようなすっきりしたような、でも納得したような不思議な感覚になった

  • 2018年12月31日読了。
    2018年99冊目。

  • 繰り返し多用される【そういうことになっている】という台詞を実生活でも一体何度聞いたことだろう。どの階層にもこの言葉は存在するが、末端に近くなればなるほどこの言葉で雁字搦めになる。意見や反論、感想すらも挟む余地のないこの言葉は想像力だけでなく、共感力をも奪う。声を上げれば異端と見なされ、黙殺は未だしも、抹殺に近い状況に陥ることも決して少なくはないだろう。仕組みの中で個々の力は無力。だとすれば、その仕組みから【降りる】ことは逃げや負けなのだろうか。否、その撤退こそ【勇気】ある決断なのだと歳を重ねる毎に感じる。

  • 伊坂幸太郎ワールドは堪能できた。ただ、ゴールデンスランバーの方が良かったな。なるほど、ゴールデンスランバーは逃げる、こちらは追う話。私は逃げる方が好きなのか笑。

    読後から時間が経ってしまい印象が薄れ気味だが、読後の余韻はなかったかな。途中途中、??となる所も多かったが、まあそれはいつもある程度ある事か。例えば主人公の奥さんとか、あれ、あの人死んだじゃなかったの?とか、田舎に行って出会った人達とのやり取りとか。

  • 5年前の惨事ー播磨崎中学校銃乱射事件。奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや国会議員として権力を手中にしていた。謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか?追手はすぐそこまで…大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには。

  • こないだ読んだ「魔王」。
    どえらい大きな伏線(?)を残したままで、その続編とされるこの二冊はどうしても読んでおきたかった。
    シュールでミステリアスな話でも、小さいながら笑える演出があり、全体的にほんわか。

    話の収束点・主題そのものには、賛否両論あると思う。けど、僕は大変満足。

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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