嶽神(上) 白銀渡り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 238
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772556

作品紹介・あらすじ

山の者の集団から追放されて"ひとり渡り"をする多十に、滅亡目前の武田唯一の嫡流・若千代の幼い命が託された。莫大な武田の御遺金のありかを探るべく遣わされた真田、伊賀の忍者集団と、圧倒的な劣勢の中で血みどろの死闘を繰り広げる多十たち。知る人ぞ知る戦国忍者活劇のあの大傑作が、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 嶽神の上巻。
    字の大きさは、小。
    面白いが字が小さいので読むのが大変だった。
    下巻を読むのが楽しみだ。

  • 真田、伊賀、風魔と、スーパー忍者集団との戦い。
    久しぶりの忍者小説。こりゃ面白いわ。

  • 山の者 武田の忘れがたみ

  • 武田家滅亡御その御遺金,嫡流をめぐり真田,伊賀,風魔の忍者,山の者,むかでなど異能の戦士たちがアンダーグラウンドな死闘を演じる.主人公は山の者を追放された一人渡りの多十だが,お決まりのように子供と女が仲間となり共に戦う.また火薬もなぜかこちらの専売のようで敵は用いない.いろいろ突っ込みを入れながらもスピード感につられて楽しく読めてしまう.

  • さぁ、下巻だ♪

  • 2014/2 おもしろかったけど、グロくて死人出過ぎ。24の10倍は殺されているな。

  • 山の者の集団から追放されたひとり渡り・多十は武田家の遺児を助け落ち延びることになるのだが……。
    エンタメ感満載の時代伝奇小説。スピード感とテンポのよさに一気に物語に引き込まれる。敵味方が複雑に入り乱れ、次々に襲う危機を山の者ならではの知恵と技で乗り越えていくのが痛快。主人公・多ジュウの生き様にも痺れる。下巻にさらに期待。

  • 全2巻。
    分厚い。

    「読まなきゃ損」みたいな
    帯のうたい文句とタイトルにつられて読んでみる。
    初めて読む作者。

    武田家の隠し遺産を巡り、
    次から次へと現れる忍者たちと対決する
    王道の伝奇もの。

    主人公が山の者で、
    敵が忍者で、
    仲間が特殊技能の持ち主で、
    隠し遺産で、
    有名どころもちょいちょい出てきて、
    設定はわくわくする感じだし、
    最初は結構引き込まれる。

    ものの。
    短い文節を積み重ねる特殊な文法、
    特に、台詞の途中に割り込む手法
    (「それは」○○は言った「こうだろう」)
    が、段々気になってくる。

    その手法のおかげでスピード感は出てるんだろうけど、
    逆に結構はしょられてることも多く、
    段々あらすじを読んでる気分になってしらけてきた。
    キャラの使い捨ても気になるし。

    まあ、シリーズとして続編が出てるみたいなので読むけど、
    帯のうたい文句は言い過ぎだと思う。

  • 過酷な運命に翻弄される蓮と勝三、それを多十の優しさがゆるゆると包んでいる感じがいい。本当に過酷なんだけどなー。それにしても、忍者ってすごい。

  • 結構分厚いです。
    最初、どういう意味のタイトルなのかわからなかったけど
    サクサク読んだw
    久しぶりドキドキハラハラな歴小説だなぁと。
    しみじみ。
    武田家滅亡からの生き残りである若千代から始まり
    ムカデの生き残りの蓮。そしてタイトルの嶽神、多十。
    命を狙う忍のもの達。
    戦う場面が多いけど、痛快です。だいぶ。
    上巻はかなり面白かったんで下巻もだいぶ楽しみ。

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著者プロフィール

1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。本書は、一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めた吉宗の裏の顔を描いた歴史時代小説の復刊である。著書に「嶽神伝」(講談社文庫)、「戻り舟同心」、「北町奉行所捕物控」、「高積見廻り同心御用控」(すべて祥伝社文庫)シリーズなど。2020年11月、逝去。

「2023年 『運を引き寄せた男 小説・徳川吉宗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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