アウトロー 下 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773539

作品紹介・あらすじ

事件の報道を目にして町にやって来たリーチャーを罠にはめようとした若い女が惨殺された。事件のすべてを裏で演出している「操り人形遣い」は何者なのか?容疑者の妹、女性弁護士らと真相究明に挑むリーチャーの前に立ちはだかる者の恐るべき正体は。映画化で話題沸騰の最強アクション・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • ジャック・リーチャーシリーズ初体験。ハラハラドキドキと痛快感を味わいたいという欲求は十分に満たしてくれるので、エンタメアクション小説としては上出来の部類。ページ繰る手が止まらないリズムとスピードは原作の雰囲気が、翻訳もグッジョブなんだろう。

    この手の小説には難点がつきもので、この作品も
    ・こんだけひっぱといてボスが弱いやろ!
    ・そもそも、悪の組織の目的なんやねん!
    ・主人公、理由があるにせよあんだけ殺人した後、すぐ自由かーい!
    等々、随分荒っぽい展開もあるのだが、それはそれでアメリカンテイスト。まぁエエでしょう。

    ただ、この小説イギリス人がアメリカで売れるように描いてるねんなぁ。ひょっとして、アメリカ小説を風刺してこんな風な仕上げにしたのかな?
    とか、想像すると、それはそれでまた良し。

  • 元軍人による無差別殺人。証拠も完璧にそろっていたが、逮捕された彼は「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」と言う。リーチャーが彼の無実を信じて真相を探るのかと思いきや・・って展開が新鮮。裏に隠された真相にリーチャーが少しずつ気付いていく過程がスリリングだし、リーチャーの仲間はもちろん、悪党たちも個性的で興味深い。アクションだけでなく細かい点も疎かにしない作りで抜群に面白かった。特にリーチャーが一目でブラのサイズを当てる所はポイント大。

  • 思いもよらぬことながら、風邪をひき、38度の高熱下で読んだせいもあるかもしれませんが、前半の展開の意外性、期待感にはんし、後半が尻すぼみ。リーチャーが完璧すぎる。ノーミスなので話がストレートすぎ。でも、面白さは合格点。このシリーズもっと邦訳すればいいのに

  • うまく仲間ができるもの。

  • ジャックリーチャーシリーズ第9作。トム・クルーズ主演で映画化された作品。無差別殺人事件が起こる。犯人と目されるジェイムズ・バーという元陸軍の狙撃兵が逮捕される。事件をテレビで見たリーチャーはマイアミからインディアナに向かう。証拠は完璧に揃っており、刑事も検事も有罪に自信満々。ジャック・リーチャーは、バーが湾岸戦争中に同じような事件を引き起こし、バーを自白に導いたことがあった。
    中々ストーリーが凝っており、楽しみながら読み終えた。昔リーチャーと付き合ったことがあるアイリーン・ハットンという陸軍准将が登場するが、事件解決には特に貢献することがなかったこと、逆にニュース番組キャスターのアン・ヤンニが活躍したことが意外だった。

  • アウトロー 下 (講談社文庫)

  • 一気に読めて面白かったです。アメリカドラマを観ているようでした。

  • 映画とは、やっぱり違いますよね。どちらかと言うと、こちらの原作の方が好きですね。

    タイトルが、映画と合わせて『アウトロー』となっていますが、原作の感じでは、アウトローでは無いですねぇ。One Shotの方が合っていると思います。そういう意味では、映画化は、原作の雰囲気を壊さないように願いたいですね。

  • 謎が謎を呼ぶ展開かつ非常に読みやすい良作。しいて言えば、謎ごとの要素やエピソードが簡単に整っていきすぎで、ご都合主義的なところが不満。

  • トムクルーズ主演で映画化されたリー・チャイルドのジャック・リーチャーシリーズ。ぼくも映画化でリー・チャイルド作品を初めて手にとったんだけど日本ではまだ5作しか翻訳されてないようでこれから人気がでるんだろうね。楽しみです。

    『キリング・フロアー <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2000年
    『反撃 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2003年
    『警鐘 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2006年
    『前夜 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2009年

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著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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