イスラム飲酒紀行 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778763

感想・レビュー・書評

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  • イスラム圏で地元民と酒を飲むための大変な労力が集約されている。酒が飲みたくなる本だ。

  • 高野さんのドキュメンタリーはたまに読みたくなるので購入した。
    お酒が禁止されている地方で如何にしてお酒を探して飲むのか、という事に特化された話であり、まぁ、お酒に対する執念がものすごく強くて面白い。
    オイラも酒好きなので、お酒を探す気持ちは分からなくもないけれども、なにもここまで酒を探さなくても良いのに、と思ったりもして、共感できるような共感できないような不思議な気持ちに包まれた。
    あと、著者が後書きにも書いてあるとおり、イスラム圏と単純にひとくくりするのではなくて、多様な人間が自分たちの流儀で暮らしている地域があたくさんある、というのが理解できた事が相当良かった。

  • 酒、酒、酒、、。普段飲まないので分からないのですが、お酒を飲んだことをきちんと文章に書けるってすごいなって思いました。酒飲み×ライターって矛盾しているようで、成立しているのがすごい。あとカートも気になった。酔いたい、という気持ちにまっすぐに向き合っていること、自分の目でしっかり見て、人や文化を知りたい、感じたい、判断したい、と思っていることが、強い人だなと思いました。(個人的には写真はない方が想像力が沸くので好き)

  • テーマとしては興味深い。
    でもちょっと書き方が文字を増すためにごちゃごちゃ書いてしまっているようで少し残念。でもあくまで現地の人がワイワイ飲んでいるような地酒を求めるパッションはすごい。

  • ノンフィクション

  • 2014-8-1

  • 酒を飲まない私が、書きたくても書けないテーマ。
    それだけに、筆者が死に物狂いで酒を探し求める様子は、最初、「盛ってんじゃないの」と思ってしまった。

    しかし、筆者が求めるものが、「ローカルな場で、ローカルの人と酒をわいわいやる」ことだと知り、そこからはその疑いが消えていった。

    酒、の部分に、地元の食事、とか他のものを入れれば、私も同じような事をしているのだ。
    それを1冊の本にまとめられるのが、著者のスゴいところ。

  • 吹き出しちゃうこともある相変わらずな高野さんのはちゃめちゃ旅行記。でも多分依存症直した方がお体には良さそうな…苦笑

  • アルコール依存症とは著者があとがきで書いているので、何と表現しようかと考えたところ「裏・高野」ではないかと思った。公には飲酒を禁じられているイスラム圏の国々で酒を求めて人格が変わる様は、『怪獣記』などの本編で見せる精力的で楽し気な筆致からは想像できない。しかし、一番驚いたのは第3章のイラン編で登場した、私の故郷・銚子で働いていたという日本語が堪能のイラン人が出てきた時だった。

  • イスラム圏で酒を探す。その酒への意地(きたなさ)、他人事とは思えない(≧∇≦)

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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