本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062779296
感想・レビュー・書評
-
ああ、この二部構成。
由良だ、由良シリーズだ。
笑わない沖津と笑いたい真名井と、歪みと愛と寂しさの話。
真綿で針を包むような、が正しい評価な気がする。
溺れそうになるけど、死体が、光ってたら、恐ろしく、綺麗じゃない?
あらすじが微妙にネタバレなのが気になる。もちろん、そのままの意味じゃないけど。だからこそ気になるけど。
ところで、由良は笑ってる?
ちゃんと笑えてる?
うん、由良が笑ってるならこの話はこれでいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
挿絵さんが変わってたのと、
由良の出番が少なかったのが少し残念だった
つづくといいなあ -
『プシュケの涙』は再刊だったが、こちらは書き下ろし。元々は『由良三部作』と呼ばれていたらしいが、帯には『由良シリーズ』とある。
第一印象は青春ミステリだったが、今作は高校生の、言うなれば『無邪気な悪意』を描いている。『プシュケの涙』も『いい話』系とは言い切れない部分があったが、そこをより増幅させたように読める。尤もこの歳になって読むと、高校生の感じやすさ、それに伴う悪意というのは何だか可愛らしく見えてしまうのだがw