アホな総理、スゴい総理-戦後宰相31人の通信簿 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062813358

感想・レビュー・書評

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  • 本書は表紙の写真のとおり、「鳩山アホやな」ということを書きたくて出したと勘ぐりたくなります。政治部の記者の如く、歴代総理の発言や党内派閥政治の模様を見るにつけて、評価しています。具体的に何点、何位かは書いてませんが、吉田、岸、池田、佐藤、田中、中曽根、小泉は評価が高そうです。

    問題は、歴代総理の通信簿をつけるのに、何を実現したかという政策の観点か大きく欠如していることで、人間像や党内政治の人身掌握術を照らすばかりです。政治は人間模様だ、という一側面にワイドショーのようにスポットを当てるこのマスメディアのやり方を改めない限り、なかなか「政策本位の政治」への期待が高まらないのでは、と先日の大阪W選挙の結果を見ても思いました。ジャーナリスト・記者の姿勢と能力が問われる時代です。

  • ふ~ん。
    意外なところで、わからなかった功績とかが書かれていて参考になりました。

     でも、著者の「ということだった」という文体が気になって気になって仕方なかったです。

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著者プロフィール

小林吉弥(こばやしきちや)
政治評論家。一九四一年、東京都に生まれる。早稲田大学第一商学部卒業。的確な政局・選挙情勢分析、歴代実力政治家のリーダーシップ論には定評がある。執筆、講演、テレビ出演などで活動する。著書に、『田中角栄 上司の心得』(幻冬舎)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『宰相と怪妻・猛妻・女傑の戦後史』(だいわ文庫)、『アホな総理、スゴい総理』(講談社+α文庫)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)などがある。

「2023年 『田中角栄名言集 仕事と人生の極意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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