- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062820646
感想・レビュー・書評
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負けない根性が本当にすごい。
新しい一歩に踏み出すことも、裏切られても歩み続けることも尊敬する。マネしないといけないなあ。 -
生き方に尊敬できる。
創業者のストーリーをブランド力にし、買いたくなるコト/モノを生み出すことって素晴らしい -
転んでも転んでも、思いっきり泣いて、立ち上がるその姿に勇気をもらいました!
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
本書でこの言葉に出会えたことが1番の贈り物です。 -
大分以前に、よく聞いているpodcastの番組に山口絵理子さんがゲストとして登場されて、その話に大変興味を持ちました。本書は、その山口さんの自伝的エッセイです。
20歳台半ばにして、物凄い振幅の激しい人生を歩んできていますね。小学校でのイジメ、中学のときの非行、高校での柔道、そして大学を経て、いきなりバングラディシュを訪れての大学院生活と起業。
いつもリミット一杯まで進み切っては、また別の振り子に乗り換えて・・・。どんなことがあっても夢に向かって体当たりし続ける山口さんの悪戦苦闘ぶりが怒涛の如く押し寄せてくる一冊です。 -
君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ。
他人にどう思われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になっても、自分が信じた道を歩く。それがバングラディッシュのみんなが教えてくれた事に対する私の答えだ。
好きな文章の抜粋
大学で教える理論、国際機関での実際に行われていること、現実の矛盾、乖離に気づき一歩ずつ歩みを進めてきた。
実際にバングラディシュに行って大学院にまで通って知った現実。
日常的に賄賂がある現実。賄賂は日常茶飯事。
援助が一部の政治家のポケットに入り、求める人たちにはほとんど届いていない現実を知った。日々繰り返されるストライキも、一部の人たちの利権争いのために行われ、テロの事件では、罪のない人々を自分の利権のためにテロに参加させ、私は被害者を生む政治家を心から憎んだ。
あの支援のお金はどこに行ったのかと疑問に思った。
同時に、貧しさは生活の至るところで人間を傷つける武器として現れた。そのたびにどんなに変えたくても変えられない現実があるんだと思った。車にはねられても一言も言えずに立ち去る少年も、クラスメートの女性も、洪水の中泳いで薬を買いに行く子供もみんな生きるために生きていた。そこに生まれなければ発揮できていたはずのたくさんの可能性がある。しかし、正義や努力が日の目を見ない腐った社会でも、自分の生きる道をなんとか切り開き、力強く、生きていた。
私は何かの力になりたいと思ってこの国にきたが、私には持っていない強さをこの国の人たちはみんな持っていた。
ただただ生きるために生きている、バングラディッシュの指導を毎日見ていたら、自分に問いかけているような気がした。
君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだって。他人と比べて1番になるなんてそんなちっぽけなことに全力を注ぎ、泣いたり笑ったり。その幸運の星の下に生まれておいて、周りを気にして自分ができることにも挑戦せず、したいことも我慢して、いろんな制約条件を自分自身の中だけで作り出し、自分の心の声から無意識に耳を背け、時間とともに流れていく。
他人にどう思われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になっても、自分が信じた道を歩く。それがバングラディッシュのみんなが教えてくれた事に対する私の答えだ。
自分自身が本気でやりたいこと、それが途上国でかわいいバックを作ることだった。
人の気持ちに甘えていた。
商品で勝負できるものを自分は作っていなかった。バック業界に飛び込み、畑違いじゃないの?と言われながらも修行もした。
ガッツがやっぱりすごいと思った。
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圧倒的な推進力、巻き込み力、行動力。
『なぜやりたいことを、やらないの?』と強く問いかけられ、背中を蹴り出される作品。
「ギラギラし続けていたら、なんとかなるのではないか」と思わせてくれる一冊。 -
私が25歳の頃とは全く異なる生き方をしていて興味深かった。
私の25歳は結婚し第一子を授かり、憧れていたお母さんになることだけを考えていた。
一方、山口さんは世界を見ることから始まり自分自身の体で感じることや、現場主義を貫きつつも経営者であることにもがき苦しんでいた。
たった1人でバングラディシュに飛び込んでいく25歳。
アジア最貧国をこの目で見たいというおもいがあったとしてもなかなかできないこと。素晴らしい。
そして、山口さんエピローグに書かれていたことば。
他人にどう言われようが、
どう見られ評価されようが
たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く
私もいま同じ気持ちになっている。
生き方は千差万別で、山口さんがビジネスの世界で成功者に見えていたとしても、わたしが母親というステージに「完」という文字をだすところまできていたとしても、
なにが正解で、なにが幸せかは人それぞれ。
なにをやってきたかじゃないんだな。
なにを考えて生きてきたのか
考えたことにどう向き合ってきたのか
自分自身の思いのあることにどんなふうに向き合ってきたのか。
なのかもしれない。
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とても衝撃をうけた。
20代前半の女性が、なんでこんなことできるんだろうと、その思考と行動のはやさにも驚いた。
山口さんの最近のインタビューで、「行動力があるといわれるが、そうではない、その過程はいつも必死の思考の過程だ」という趣旨のことを話されていたのが記憶に残っている。
考えたくないことにもきちんと向き合い、考えることが、行動力につながるのかなと解釈した。
そして、わたしもわたしの人生で成し遂げたいことを見つけてみたい。がむしゃらに何かに向かってみたいと感じた。 -
「マザーハウス」創業者のお話。本の中で自身が鬱病であったことも明かしているが、とにかく感受性とエネルギー、行動力が半端ない。人によってはすごすぎてついていけないかも。ただ、同じような事業の興し方は難しくても、根底にある気持ちやマインドセットが自分の考えに近く、共感する点がたくさんあった。1号店出店のお話もあたたかみに溢れていて、初めてここまで自分の考えに合う人の本に会ったと思った。ソーシャルビジネスに興味がある人はたぶん必読。