図説 認知症高齢者の心がわかる本 (介護ライブラリー)

著者 : 平澤秀人

• 講談社 (2010年6月11日発売)

作品紹介・あらすじ

認知症には、症状の進行につれて変化する4つの心のステージがあった！
認知症に特有の問題行動は、家族や医療・介護従事者にとって悩みの種です。しかし、本書を読めば、患者の心理の変化がわかり、対応策がきっと見つかります！

すぐに使える「心のステージチェック」と「ケーススタディ別対応集」付き

心のステージ1……とまどい・不安の時期
　なにかおかしい、自分が自分でなくなっていくという不安におびえ、とまどい、逃れようとする
心のステージ2……否認・怒りの時期
　「こんなはずじゃない！」という否認と、ないがしろにされているという思いこみで、周囲に怒りをぶつけがちになる
心のステージ3……焦り・抑うつの時期
　自分の状態を半分認め、そこから抜け出せないことに焦り、ふさぎこみ、妄想を抱くことで自分と折り合いをつけようとする
心のステージ4……無欲・安穏の時期
　感情は落ち着いておだやかになり、うれしいこと、楽しいこと、心地よいことがあると、それを感じとって体調もよくなる

感想・レビュー・書評

[小夜嵐さんの感想 · 2014年8月4日]

■2014.07　図書館

[摂南大学図書館枚方分館さんの感想 · 2013年9月9日]

配置場所：摂枚普通図書
請求記号：493.758||H
資料ID：51300461

認知症の進度に応じた対応方法が、わかりやすく具体的に示されています。
(老年看護学領域　推薦)

[rinaさんの感想 · 2011年2月9日]

これを読むだけで、認知症高齢者の心が本当にわかるのか、読んでみたい。
これまで、認知症高齢者と少し関わる機会はあったが、本で理解ができるとは想像ができないので。

[北海道医薬総合研究所さんの感想 · 2010年7月2日]

第１章　認知症とはこんな病気　
第２章　認知症が進むにつれて心も変化する　
第３章　心のステージをチェックする　
第４章　心のステージ別言動と心の動きとの向き合い方　
第５章　介護を抱えこまないために

著者プロフィール

平沢スリープ・メンタルクリニック院長、精神科医（医学博士）。1949年、東京都生まれ。徳島大学医学部を卒業後、東京都養育院附属病院（現・東京都健康長寿医療センター）精神科勤務、米国留学などを経て、2001年に平沢記念病院を開設し院長に就任。2016年より現職。約50年にわたる認知症診療の経験を活かし、「所沢認知症ネットワーク」を設立するなど地域活動にも尽力している。

「2022年 『チェックリスト式　認知症高齢者の心がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」